エコキュートの湯切れとは?湯切れ防止のアイデアをご紹介
高効率でお湯を沸かせることから省エネ効果も高いエコキュートですが、懸念点として挙げられるのが「湯切れ」です。
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私たちのコラムでは、エコキュートに関する情報や知恵袋をご紹介します。
エコキュートの湯切れで悩むことが無くなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
エコキュートの湯切れとは
ガス給湯器や電気給湯器は、水道水を直接加熱することで瞬間的にお湯にしています。
一方で、エコキュートは空気中の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ技術を用いています。
少ないエネルギーでお湯を沸かすことができるため、省エネ効果の高い給湯器となっていますが、お湯を沸かすのには時間がかかります。
そのため事前に沸かしたお湯は貯湯タンクに溜めておき、給湯時に水道水と合わせて使用していきます。
この貯湯タンク内にあらかじめお湯を溜めておいたお湯を、使い切ってしまうと「湯切れ」の状態になります。
お湯切れによる影響
「湯切れ」になった際の貯湯タンク内は低温水が満たされた状態で、低温水を再び熱湯にするまでお湯を使用することができません。
お湯を沸かすのにかかる時間はエコキュートの機能に左右されますが、おおよそ50リットル分沸かすのに1時間程度必要と言われています。
一人分のシャワーを浴びる程度のお湯を作るにしても30分程度は必要です。
浴槽にお湯を張るだけの湯量が必要な場合には200Lとして4時間以上は時間がかかるということになります。
また、エコキュートの省エネ効果を高めるために電気料金プランを深夜帯の電気料金が安くなるプランを選択している方も多いかと思います。
普段であれば、電気料金の安い深夜帯にエコキュートが稼働してお湯を沸かすことで節電になります。
しかし、「湯切れ」が日中の使用時に発生した場合には、新たなお湯を昼間に沸かすことになります。
深夜帯の料金が安いプランは昼間の電気料金が基本的に高く設定されていますので、「湯切れ」により割高な電気料金が発生することになります。
エコキュートのお湯切れの原因
「湯切れ」が発生するとお湯を再度沸かすのに時間がかかる上に、余計な電気料金がかかりデメリットしかありません。
それではなぜ、湯切れの発生する原因をご紹介していきます。
タンクの容量不足
湯切れが頻繁に起こる場合にはタンクの容量がそもそも足りていないことが考えられます。
エコキュートの容量はご家庭の人数を目安として決められます。
以下がエコキュートのメーカーのコロナ社から公表されている使用量に対するタンク容量の目安です。
人数 | お湯張り | シャワー | キッチン・手洗い・洗面 | 容量 |
4~7 | 1回 | 7回 | キッチン・手洗い・洗面 | 460L |
3~5 | 1回 | 5回 | キッチン・手洗い・洗面 | 370L |
2~4 | 1回 | 3回 | キッチン・手洗い・洗面 | 300L |
1~2 | 1回 | 2回 | キッチン・手洗い・洗面 | 185L |
参考:我が家にはどのエコキュート?|エコキュート|株式会社コロナ (corona.co.jp)
夫婦にお子さんが二人の四人家族の場合、設置には300リットルのタンクで間に合っていたとしても、お子さんの成長に伴いお湯の使用量が増えて足りなくなる場合があります。
特別お湯の無駄扱いをしていないとしても湯切れの発生する可能性があります。
お湯の使用量が急に増えた
エコキュートには、多くの場合学習機能が搭載されています。
過去数日から2週間程度のお湯の使用量から推測して自動でお湯を沸かす量を調整してくれます。
これにより無駄に多くお湯を沸かすことや普段の生活の中で湯切れが発生することはありませんが、急激にお湯を使用してしまうと学習機能が追い付かず湯切れが起きてしまいます。
突然の来客や通常以上にシャワーやお湯を使用したときに発生することがあります。
エコキュートの故障
その他に考えられる要因としては、エコキュートの故障です。
エコキュートが故障するとエラー表示が出ますが、エラー表示が出ていない場合でも使用量の変動がないのにも関わらず、湯切れが頻繁に発生するようになったら故障の可能性があります。
故障している場合は、放置していると新たな故障を引き起こすおそれがありますので、早急に業者へ確認と修理をしてもらうことをお勧めします。
エコキュートの寿命はおおよそ10年程度であり、使用していく中でパッキンなどの部位は経年で消耗・劣化していきます。
本体に故障がなかったとしても、配管やタンクが損傷している場合には水漏れが発生してしまい、お湯が貯められなくなります。
このような故障を回避するため、定期的なメンテナンスがお勧めです。
メンテナンスはご自身で行う事もできますが、メーカーの有料定期点検を活用するのも可能です。
お湯切れ防止方法
湯切れの原因にはタンクの容量や一時的なお湯の使用、エコキュートや配管の故障などがあるとわかりました。ここからは、湯切れをそもそも起こさないための方法について紹介します。
容量の大きなタンクに交換
日々の生活でお湯の使用量が増えてきたと思われるのであればタンク容量を大きくすることが良いです。
家族が増えたり、子どもたちが成長すると、最初に想定した湯の使用量を超えてしまうことがあります。
生活でのお湯の量を節約していくのは限界がありますので、1周り以上大きなタンクと交換するのも一つの方法です。
また、お住まいが寒冷地の場合も容量が大きいタンクにすると湯切れしにくくなります。
湯切れはタンクが空になることではなく、タンクの中の水温が低くなってしまうことです。
寒冷地で水温が低くなりやすいため、大きな容量のタンクを使用し、湯冷めしにくくするのが適切です。
しかし、タンクの交換は工事費用もかかりますので、エコキュートの設置時に将来的なお湯の使用量や環境を考慮して大きなタンクを選択するのが理想です。
エコキュートの設定を変更する
普段の生活の中で改善できる方法としてエコキュートの設定を変更することがあります。
通常時は学習機能が有効に働きますので、特に設定変更する必要はありません。
しかし、事前にお湯の使用量が増えることが予想できるときは、設定変更してお湯が足りなくならないようにすることができます。
また、冬場にお湯が不足しがちになるのであれば夜間に沸かす湯の量を増やしたり、炊き上げ温度を上げるなどすることで湯切れを回避しやすくなります。
こうした設定変更をすると電気代は余計にかかってしまいますが、湯切れのリスクを減らすことができます。
足し湯を利用する
家庭で最もお湯を使うのはお風呂ですが、家族が多いときや入浴時間が異なる場合は、「追い炊き」を使用する方は多いかと思います。
追い炊き機能はとても便利ですが、エコキュート内の熱を多く使ってしまうというデメリットがあります。
追い炊きではなく「足し湯」にすることでエコキュートの熱の使用を抑えることができます。
しかし、足し湯であってもエコキュートのお湯を使うという点では変わりありませんので、多用するのは湯切れの原因となりますので要注意です。
まとめ
今回は、エコキュートの湯切れの発生要因と対策について解説してきました。
いくら省エネ効果が高くても湯切れが発生すると生活に支障が出てしまいます。
また、湯切れにより余計なコストがかかってしまい本来の省エネ効果を発揮できなくなってしまいます。
そのため、ご家庭や環境に合ったタンク容量や沸き上げの設定が重要になってきます。
また、定期的なメンテナンスをしてあげることが大切です。
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