エコキュートが排水する理由を解説：水漏れとの違いは？
「エコキュートから水が漏れている！」と驚く方が多いのではないでしょうか？
エコキュートから排水が行われていると水漏れではないか、故障かもしれないと勘違いすることもありますが、通常の排水であれば題ありません。
エコキュートの修理・交換・取付工事なら、 全国施工実績多数手の安心堂にお任せください。 私たちのコラムでは、エコキュートに関する情報や知恵袋をご紹介します。
今回は「エコキュートが排水する理由を解説：水漏れとの違いは？」についてご紹介いたします。
1・エコキュートが排水する理由
排水が行われる原理は、常温の水が沸き上げによって高温のお湯になる際に体積が大きくなるため、貯湯タンクの中から溢れた分の水が膨張水として排出されます。
その為、エコキュートが沸き上げをおこなっているときには、タンクからもヒートポンプからも排水が出ます。
両方とも空気中の水分やタンクの中の水が溢れたものになりますので、中に有害な物質が含まれているわけではありません。
毎日の沸き上げで、多い日でバケツ一杯分くらいの排水があることを知っておきましょう。
2・エコキュートが正常運転での排水
「問題のない水漏れ」は、正確には「沸き上げ運転に伴う排水」であり、水漏れとは異なります。
ここでは、正常運転の範囲内でおこる排水について解説していきます。
2-1・貯湯タンクの排水口からの水漏れ
お湯はあたためられると体積が増えるため、沸き上げ中はタンクから溢れ出たお湯が少しずつ機器の下部から排水されます。
これは正常な動作なので、修理の必要はありません。
2-2・ヒートポンプユニットのドレンホースからの水漏れ
エコキュートのお湯を沸かすヒートポンプは、沸き上げ運転中に低音の空気熱交換器が湿気を含む空気に触れることでフィンが結露したり、湿度が高く気温が非常に低い場合には霜が発生したりします。
この為、ドレンホースから排水されることがありますが、故障ではありません。
2-3・長時間使用してないエコキュートを立ち上げた際の水漏れ
長い間使用していなかったエコキュートを稼働させると、タンクの排水口から水が漏れ出すことがあります。
これは、内部の水の量を調整する正常動作です。
3・水漏れかな？チェックするポイント
故障や異常によって排水している可能性もあります。
エコキュートから水漏れしている場合にチェックするポイントを紹介します。
3-1・お昼過ぎてもまだ地面が濡れている
沸き上げ直後に地面が濡れているのは正常運転の範囲内でおこる排水です。
お昼を過ぎてもまだ濡れたままになっていると、タンクやヒートポンプなどから水漏れが起こっている可能性があります。
3-2・排水の量が多い
エコキュートから発生する排水はおよそバケツ1杯分程度で、約10リットル程度になることもあります。
エコキュートの排水は、自治体ごとに定められたルールに則って、雨水もしくは汚水に流れ込むように配置されるのが通常です。
しかし、ヒートポンプユニットのは、ぶつかったり、動かしたりしたときの衝撃でドレンの排水用の管が外れてしまったりして、排水が垂れ流しになってしまうことがあります。
自分で配管の位置を戻すことに不安があれば、設置業者に相談してみましょう。
4・水漏れは修理？
エコキュートの水漏れ修理の依頼先は、水漏れしている箇所によって「メーカー」「施工業者」の2つに分けられます。
タンクやヒートポンプの本体・内部から水が漏れている場合は直接「メーカー」へ、配管から水漏れしている場合は、エコキュートを設置した「施工業者」へ問い合わせてください。
↑こちらのコラムでも詳しく水漏れについてご紹介しています！
5・まとめ
本記事では、エコキュートから排水する理由と、水漏れとの違いについて解説しました。
エコキュートは毎日の沸き上げ運転に伴い、多い日でバケツ一杯分くらいの排水があります。
通常の排水は問題ありませんが、お昼を過ぎてもまだ地面が濡れたままになっていたり、排水の量が多い場合は水漏れしている可能性があります。
水漏れしている可能性がある場合、「メーカー」「施工業者」に一度問い合わせたほうが安心です。
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