エコキュートは太陽光発電と連携してもっとお得に!対応メーカーを紹介
「エコキュートと太陽光発電は連携できるのかな?」「連携できればもっと電気代を節約できるかな?」
とお悩みの方がいるのではないでしょうか?
エコキュートと太陽光発電を連携することで、太陽光でつくった電気をエコキュートで自家消費し電気代を節約することができます。
本記事では、エコキュートと太陽光発電を連携した方がいい理由や、対応メーカーをご紹介します。
エコキュートと太陽光発電の連携について気になっている方は、最後までご一読ください。
1.エコキュートと太陽光発電は連携できる
エコキュートと太陽光発電は連携できますが、多くの方が連携させてないのが現状です。
これまでは、エコキュートの給湯に余剰電力を回すよりも売電してしまった方がお得でした。
しかし、これからはエコキュートと太陽光発電を連携させ、エコキュートに余剰電力を回した方がお得になる方が多く出てきます。
太陽光発電とエコキュートを連携させた方がいい理由について解説していきます。
2.エコキュートと太陽光発電を連携させた方がいい理由
エコキュートと太陽光発電を連携させた方がいい理由は以下の通りです。
- 1.FIT制度終了で余剰電力ができる
- 2.昼間にお湯を沸かすことで省エネ
- 3.夜間電力よりも売電価格の方が安い
詳しくご紹介します。
・理由1.FIT制度終了で余剰電力ができる
「FIT制度」とはご存知でしょうか?
FIT制度とは・・・余剰電力の固定買取制度のこと。自宅の太陽光パネルで発電した電気を電力会社が10年間は一定金額で買い取ってくれます。
日本で本格的に太陽光発電が普及し始めたのは、FIT制度が始まった2009年頃です。
当時は1kWあたりの買取価格が48円と、現在の3倍近い価格で売電することができました。
その後、生産技術向上により太陽光パネルの設置費用も下がってきたため、現時点での売電単価は1kWあたり17円になっています。
これらの10年間の固定買取価格は、卒FIT後には1kWあたり8〜9円にまで下がってしまうため、蓄電池の導入などにより電気を自家消費する動きが高まっています。
普段私たちが電力会社から購入する電気の価格は1kWあたり約27円なので、「売る電気代」よりも「買う電気代」の方が高くなってしまいます。
つまり、FIT制度終了後は太陽光発電で作った電気を売るよりも自宅の電気代で使用する方がお得になります。
・理由2.昼間にお湯を沸かすことで省エネ
エコキュートは、主に料金の安い夜間電力で翌日分のお湯を沸き上げる給湯器です。
通常であれば、昼間にお湯が足りなくなって沸き増しする場合を除き、日中に沸き上げ運転を行うことはありません。
エコキュートと太陽光発電を組み合わせると、夜間の沸き上げ量をセーブして、昼間に太陽光でつくった電気で追加の沸き上げを行うため、エコキュートの電力購入量をさらに抑えることができます。
エコキュートと太陽光発電は相乗効果でお互いの良いところをより伸ばしてくれる、相性ぴったりの設備なのです。
・理由3.夜間電力よりも売電価格の方が安い
電気料金は深夜の時間帯で1kWあたり約15円なので、夜間電力よりも売電価格の方が安いということになります。
太陽光発電の余剰電力は電力会社に売電するよりもできる限り家庭で使う方がいいということです。
これまでは売電価格が下がっても深夜時間帯よりは高かったためエコキュートは太陽光発電の電力を使用せず売電する方がお得でした。
しかし、FIT制度終了後はエコキュート分の電力も太陽光発電の電力で賄い、それでも余った電力だけを売電するという方法がお得です。
3.エコキュートと太陽光発電の連携機能
エコキュートと太陽光発電を連携して活用する仕組みは、どのメーカーにおいても共通しています。
前日に自動または手動で「翌日分のお湯の一部は、昼間の時間帯に太陽光の電気で沸き上げる」という設定をした際に、夜間の沸き上げ量を抑えるように稼働します。
予報が晴れの場合は発電量が多くなると予想できるので、昼間の時間帯に太陽光の電気で沸き上げするように設定します。
反対に予報が晴れの場合は、逆に発電量が少なくなると予想できるので、通常通り夜間電力で満タンに沸き上げます。
4.太陽光発電連携機能付きエコキュートメーカー
画像引用:コロナHP
太陽光発電と連携できるエコキュートが知りたい方に、メーカーと太陽光発電に対応する機能について紹介していきます。
- ・パナソニック:ソーラーチャージ
- ・ダイキン:昼間シフト機能
- ・日立:太陽光発電利用き上げ
- ・三菱:お天気リンクAI/EZ
- ・コロナ:ソーラーモード
- ・東芝:光タッチリモコン
詳しくご紹介します。
・パナソニック:ソーラーチャージ
画像引用:パナソニックHP
パナソニックのエコキュートはリモコンまたは「おひさまソーラーチャージ」アプリ、またはAiSEG2モニターを使って設定を行うことができます。
リモコンで設定する場合は、夜間時間帯に入る前に翌日の天気予報に合わせて沸き上げ設定を行います。
アプリまたはAiSEG2であれば、翌日の天気予報を受信し自動で昼間の沸き上げを行うかどうか判断してくれます。
・ダイキン:昼間シフト機能
画像引用:ダイキンHP
ダイキンエコキュートは、リモコンを使用して昼間沸き上げの開始時刻と終了時刻を手動で設定します。
「昼間シフト機能」とは夜間の沸き上げ量をセーブして、翌日の昼間に沸き上げをシフトする機能です。
昼間の沸き上げ時刻までに必要な湯量を夜間に沸かし、残りは翌日の昼間に太陽光発電の余剰電力を利用して、かしこく沸き上げを行います。
・日立:太陽光発電利用沸き上げ
画像引用:日立HP
日立のエコキュートは、「日立エコキュートアプリ」またはHEMSを使用してエコキュートと太陽光発電の連携を行います。
アプリが天気予報を自動で確認し、天気予報に基づき夜間の沸き上げ湯量を減らします。
昼間に太陽光発電を利用してしっかり沸き上げてくれます。
日立エコキュートアプリを使用するには「WLAN接続用アダプター(無線) BT-WLAN-T」の設置が必要です。
・三菱:お天気リンクAI/EZ
画像引用:三菱HP
三菱エコキュートのお天気リンクEZの設定は、アプリ「My MU」から行います。
無線LANアダプター付きリモコンセットやネット接続のほか、スマートフォンやタブレットが必須となります。
一度アプリを通して設置を行うと、「天気予報の取得と翌日の発電量の予測」から「沸き上げタイミングの判断」まで、毎日自動で沸き上げ設定を行ってくれます。
・コロナ:ソーラーモード
画像引用:コロナHP
コロナのエコキュートは、アプリ「コロナ快適ホームアプリ」もしくはリモコンから手動で設定を行います。
晴れ予報の前日には、夜間にシャワー1〜2回分のみ沸き上げを行います。
昼間の沸き上げ比率は40〜80%です。
なお、ソーラーモードアプリを使用するには「AY5フルオートタイプ無線LAN対応インターホンリモコン」の設置が必要です。
・東芝:光タッチリモコン
画像引用:東芝HP
東芝エコキュートは「光タッチリモコン」を使って、手動で翌日の昼間の運転予約を行います。
運転時間は30分刻みで細かく設定することができます。
運転予約は1回限りのものとなるので、毎日晴れ予報が続く場合には、前の日にあらかめ昼間の運転予約をしておく必要があります。
5.まとめ
本記事では、エコキュートと太陽光発電を連携した方がいい理由・対応メーカーについて解説しました。
- エコキュートと太陽光発電を連携した方がいい理由として3点があがりました。
- ・FIT制度終了で余剰電力ができる
- ・昼間にお湯を沸かすことで省エネ
- ・夜間電力よりも売電価格の方が安い
- 太陽光発電との連携に対応しているメーカーは6社ありました。
- ・パナソニック
- ・ダイキン
- ・日立
- ・三菱
- ・コロナ
- ・東芝
エコキュートと太陽光発電を連携することで、太陽光でつくった電気をエコキュートで自家消費し電気代を節約することができます。
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