エコキュートはリースもできる？リースor購入、コスパがいいのは？
エコキュートはリースと購入があり、「どっちがお得なんだろう？」と悩まれる方もいるかもしれません。
現在エコキュートの導入方法は「購入」が一般的ですが、ご家庭によっては「リース」のほうがメリットがある場合があります。
エコキュートのリースはまだあまり認知されていないのが現状ですが、初期費用なしでエコキュートを導入できるというメリットがあります。
そこで本記事では、
・エコキュートのリースについて
・リースを利用するメリット
・リースを利用するデメリット
・リースと購入、コスパがいいのはどっち？
について解説しました！
エコキュートのリースと購入で迷われているという方はぜひ参考にしてください。
1.エコキュートのリースって？
リース契約とは、わかりやすく言うと、エコキュートを長期間レンタルする契約のことです。
契約期間中は利用料を支払えば、使用し続けることが出来ます。
契約期間中であれば修理なども基本的にはリース元の会社が対応してくれます。
1-1.リース価格は？
エコキュートをリースする際の料金形態は「月額制」が主流となっています。
月々の支払額は機種や契約内容によって異なりますが、一般的に家庭で使用されるフルオートタイプのエコキュートをリースする場合は、平均約5000円～7000円が月額の相場となります。
1-2.リースの契約期間は？
エコキュートをリースで設置する場合には、最初に契約期間を決めないといけません。
エコキュートの場合は、ほとんどの業者が「10年間」のリース契約期間を設定しています。
これは、エコキュートの平均寿命がそもそも10年程度であるためだと考えられます。
10年の契約期間が過ぎた後は、1から再契約となる場合や、1年ごとに再契約を結べる、商品を買い取りすることが出来るなどの選択肢がある場合もあります。
他には、「5年」「8年」「12年」などの期間を設定しているリース会社もあります。
1-3.リースできる機種は？
リース契約の場合は、機種選びのときに制約がある場合があります。
リース会社があらかじめ用意している機種の中からしか商品を選ぶことが出来ません。
中には、最新機種を取り扱っている会社もあるのでリースしたい機種があるか問い合わせて確認する必要があります。
1-4.リースには審査がある
エコキュートリースは、リース会社の審査を通過する必要があります。
審査基準はリース会社によって様々ですが、概ね「支払い能力の有無」がポイントになります。
リースは、毎月のリース料金が必要な他、初期費用として工事費の一部を負担することもあるためです。
様々な条件があり、住居が貸借物件であったり、設置するだけのスペースがなかったりなどの理由で、申し込みが断られることもあります。
2.リースを利用するメリット
2-1.初期費用なしでエコキュートを導入できる
エコキュートを購入する場合、エコキュートの本体代と設置にかかる「初期費用」を用意する必要があります。
メーカーや機種によって様々ですが、40万～60万ほどかかります。
一方リースなら、まとまった初期費用が用意できなくても、毎月決まった料金を支払えば家庭でエコキュートを使用することができます。
「十分な初期費用は用意できていないけど、なるべく早くエコキュートを導入したい。」というご家庭にはは嬉しいサービスです。
2-2.無料修理サービスがある
リース会社の多くは、契約期間中のエコキュートに対し無料修理サービスを行っています。
月々約5000円～7000円の利用料金だけで無料修理まで行ってもらえる点は、大きなメリットと言えるでしょう。
3.リースを利用するデメリット
3-1.契約期間中は解約できない
エコキュートリースは契約期間満了までは解約することができない仕組みになっています。
「途中でやっぱりやめたい」と思っても期間中は利用し続ける責任があります。
万が一契約を解除するとなった場合には、残りの契約期間に応じた違約金が発生するので注意しましょう。
3-2.長期的に見ると高コスト！
エコキュートリースのメリットに「まとまった初期費用を支払わずに済む。」と挙げましたが、実は長期的に見た場合には、エコキュートリースの方が購入よりも結局コストがかかってしまいます。
例えば毎月5000円程度の支払いを契約期間の10年間続けると、単純計算でなんと約60万円も出費することになってしまいます。
メーカーや機種によって価格は様々ですが、エコキュートを導入するための費用は40万円～であることを考えると、結局は購入した方が低コストで済ませられるかもしれません。
4.リースと購入コスパがいいのは？
エコキュートは長期的な利用を考えるとリースより購入の方がコスパがいいと言えます。
エコキュートリースのメリットとして、初期費用がほとんどかからず、無料修理サービスもあることなどが挙げられます。
一方で、好きなタイミングでは解約できないことや、選べる機種が限られていることなど、リースだからこそのデメリットも多いものです。
当初は魅力的に思えた月額制も、長期的な利用を考えると、リースの方が高くなってしまうため、購入の方がお得だと言えます。
4-1.リースが向いている方
- ・ローリスクでエコキュートを使用してみたい方
- ・初期費用を抑えたい方
- ・修理による予想外の出費を抑えたい方
エコキュートの初期費用に圧倒されて、「思ったよりも光熱費が安くならなかったら・・・」「すぐに故障してしまったら・・・」と不安を抱えている場合、エコキュートリースはお試しとして便利です。
リース会社によって契約内容や、解約期間が異なりますが、お試しとして考えるのであれば、5年以下の短い期間でリースできるエコキュートを試してみてもいいかもしれません。
4-2.購入が向いている方
- ・長期間使い続けたい方
- ・トータル費用を抑えたい方
- ・ご家族に合った1台を選び抜きたい方
幅広い選択肢の中からご家庭に合ったエコキュートを選び、長期間の使用をお考えの方は、購入がお勧めです。
リースの場合は10年経っても支払いが終わるわけではなく、使い続ける場合はその後も料金が発生してしまいます。
トータル費用を抑えたい方は購入がお勧めです。
購入の場合でも業者によっては10年保証がつきます。
保証の内容次第では、出張費や部品交換費など修理費が無料になるため、予想外の出費を抑えることも可能です。
5.まとめ
本記事では「エコキュートのリースと購入、コスパがいいのはどっち？」について解説しました。
トータル費用では、リースよりも購入が断然お得です！
一方で、初期費用がほとんどかからず、気軽にエコキュートを試せるといった点では、リースの方が勝っていると言えます。
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