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エコキュートの知恵袋

【2023年4月最新】電気代を抑えるエコキュートの使い方

2023.04.27 2023.06.09

2023年に入ってから、月々の電気代が高くなったと感じている方が多いのではないでしょうか?
テレビやネットニュースでも頻繁に電気代の値上げに関する報道が取り上げられ、「うちも節電しないと…」と考えている方も多いでしょう。

そんな中、省エネ効果の高いエコキュートは節電の強い味方です!

エコキュートを使うとどれくらい電気代がお得になる?
電気代がよりお得になるエコキュートの使い方は?

と疑問を持つあなたに向け、電気代を今よりもっと抑えるエコキュートの使い方について解説します。
エコキュートにマッチした電気料金プランも紹介するので、ぜひチェックしてください。

1.エコキュートはどれくらい電気代がお得?

電気代がお得

エコキュートは、電気温水器やガス給湯器に比べて、年間の光熱費が約3〜4倍もお得です。
東京電力エリアを例に見てみましょう。

給湯器の種類1年間の金額(税込)
エコキュート24,000円 
電気温水器102,000円 約4倍
石油給湯器67,200円 約3倍
ガス給湯器78,000円 約3倍
参考:パナソニック「低ランニングコスト」

一覧表にすると、エコキュートのランニングコストがどれだけ良いかが分かります。
電気温水器を使用している方がエコキュートに交換した場合、交換費用に50万円ほどかかったとしても、約6年で初期費用が回収できる計算です。
長い目で見るとお得なためエコキュートを導入する家庭が増えており、2022年にはエコキュートの累計出荷台数が800万台を突破しました。

エコキュートの省エネ効果が高い理由は、給湯にヒートポンプを使用しているからです。
まず、大気の熱を熱交換器に集め、それによってできたCO2冷媒と呼ばれるガスを圧縮します。
圧縮された空気は熱を生み出すので、その原理を利用してお湯を沸かしているのです。

また、エコキュートは電気代が安くなる夜の時間帯に動かしてお湯を作るのが一般的です。
空気を有効利用するだけでなく、電気代のかからない時間を選んでお湯を沸きあげるため、他の給湯器よりも節約効果が高くなっています。

省エネ効果が高いだけでなくCO2の排出量が少ないエコキュートは、環境に優しい給湯器であるとして、政府が導入の促進をはかっています。
エコキュートを設置する人に向けた「給湯省エネ事業」という支援策を利用すると、対象機種であれば1台につき5万円の補助金を受け取ることが可能です。
エコキュートの導入を考えている人は、ぜひチェックしてください。

参考:一般財団法人 ヒートポンプ・蓄熱センター

2.電気代を抑えるエコキュートの使い方5つ

エコキュートの使い方

ここからは、節電効果の高いエコキュートをもっとお得に使用する方法を5つ紹介します。
エコキュートを賢く使って、電気代の値上げに立ち向かいましょう!

2-1.エコキュートの節約機能をフル活用する

エコキュートは、各メーカーごとに省エネモードが搭載されています。
エコキュートを初期設定のまま置いておくのではなく、省エネモードに切り替えて使用することでさらなる節電が可能です。

それぞれのメーカーが搭載している代表的な省エネモードは以下の通りです。

メーカー名機能名内容
コロナ節水モード給湯量と湯量節水の2つの節水で水道代と電気代を節約します。
ダイキンおまかせモード過去1週間分の使用状況を学習し、必要な分だけ無駄なくお湯を沸きあげます。
東芝省エネアシスト保温保温時間を約3分短縮する効率的な保温方法で節電します。
パナソニックおまかせ節約使用する湯量に合わせ、自動で無駄のない沸きあげを行います。
日立省エネ保温温度低下時間を学習する機能で、自動保温よりも最大35%の省エネが可能です。
三菱電機節電モード過去2週間分の使用状況を把握し、沸きあげ量をセーブして節電します。

他にも、長期間家を留守にする時に沸きあげを停止する「休止モード」や、昼間の自動沸きましを止める「ピークカット機能」などがあります。

これらの省エネモードを使いこなして、よりお得にお湯を沸かしましょう。

2-2.ピークカット機能を設定する

先ほども少し触れたように、「ピークカット機能」を設定することで電気代が高くなる昼間の沸きましを停止することが可能です。
夜間に電気代が安くなるエコキュート向けの電気料金プランを契約している方は、ぜひチェックしてください。

ピークカット機能がついていない機種の場合は、「湯切れ防止機能」をオフにすることで同じような効果が得られます。

昼と夜とでは倍近く電気代が変わることもあるので、電気代を抑えたい方は、夜間に沸きあげた分だけで日中のお湯をまかなうことを徹底すると良いでしょう。

2-3.追い焚きよりもたし湯を利用する

浴槽内のお湯が冷めた時は、追い焚きよりも「たし湯」を選ぶほうが消費電力を抑えられます。

追い焚きの場合は、浴槽内の冷めたお湯を一旦貯湯タンクに戻して温めるため、多くのエネルギーが必要です。

一方たし湯は、貯湯タンクにある高温のお湯を浴槽に流し入れるだけなので、余計な電気を使わずに浴槽内のお湯を温めることができます。
浴槽のお湯が冷たくなったら、冷めたお湯を少し抜き、たし湯で温度を上げるようにしてください。

お風呂から上がったら、浴槽にフタをするのも1つの手です。
浴槽のお湯が冷めづらくなるため、エコキュートの機能を使用しなくてもお湯の温かさを一定時間保てます。

家族が多い場合は入浴する時間を決めて、お湯が冷めないうちに入浴を済ませてしまうのも賢く節電するコツです。

2-4.設定温度と湯量を少しだけ低く設定する

沸きあげ温度を低く設定したり、浴槽にはるお湯の量を少なくすることで節電が可能です。

エコキュートは、高温に沸きあげたお湯に水を足すことで設定温度になるよう調節します。
熱いお湯を洗顔や入浴で使える温度まで冷ますためには、たくさんの水が必要です。
最初から低めの沸きあげ温度にすることで、沸きあげにかかる電力やお湯を冷ますための水を節約することができます。
65度を目安に設定するのがおすすめです。

また、浴槽の湯量を10L少なくすることで節電と節水につながります。
水位は1cm程度しか変わらないので、無理なく実践できるはず。

電気代だけでなく水道代も抑えたいという方は、ぜひ試してみてください。

2-5.家族構成に見合ったサイズを選ぶ

家族の人数にあったサイズの機種を選ぶことで無駄なくお湯を使うことができ、結果的に節電につながります。

大きい貯湯タンクの場合、たくさんのお湯を沸き上げるためにより多くの電力が必要です。
家族構成に対して大きすぎるサイズを選んでしまうと、沸きあげにかかる電力が無駄になるだけでなく、日々お湯を余らせてしまうことに。

また、小さすぎる貯湯タンクを選ぶと、頻繁にお湯切れが発生します。
そうなると、電気代の高い昼間に沸きましをすることになるため、電気代が余計にかかってしまうのです。

これからエコキュートを選ぶ方は、以下を目安にサイズを選ぶとよいでしょう。

・2〜3人→370L
・4〜5人→460L
・6人以上→550L

エコキュートの寿命は10〜15年とされています。
10年を目安にエコキュートを買い替える前提で、家族構成の変化を予測したサイズを選ぶと失敗がありません。

3.【2023年】電気代の値上げ事情

電気代の値上げ

2023年4月以降、多くの電力会社が電気代の値上げ申請を行なっています。
多いところでは33%の値上げを発表しており、家庭には大打撃です。

昨今の電気代高騰の原因には、2022年のロシアのウクライナ侵攻や円安が影響しています。
政府は各家庭をサポートすべく「電気料金緩和措置」を設けて、電気料金を値上がり前と同程度に抑える対策を取りました。

しかし、今のところ電気料金緩和措置が適用されるのは2023年9月使用分までとされており、その後の電気代高騰が止まることは保証されていません。

電気代の値上がりに歯止めが効かない今、節電効果の高いエコキュートを導入することは非常に賢い選択です。

また、往来の大手電力会社との契約を続けるのではなく、「新電力」にも目を向けるのも有効です。
2016年の「電力の小売全面自由化」によって参入してきた新電力会社は、大手電力会社にはない独自のサービスを設けていることがあります。
基本料金が一定期間無料だったり、電気料金の割引があったりするので、現在の電気料金プランが高すぎると感じている方は、新電力への切り替えも視野に入れると良いでしょう。

参考:YAHOO!JAPANニュース
   東京電力エナジーパートナー「過去の燃料費調整のお知らせ一覧」

4.エリア別:エコキュート向けの電気料金プラン

電気料金プラン

エコキュートの節電効果を最大限利用するためには、エコキュートにあった電気料金プランに切り替えることが大切です。
各電力会社がおすすめしているエコキュート向けの電気料金プランを紹介します。

電力会社プラン名1kWhごとの最大電気料金(税込)
北海道電力エネとくスマートプラン日中:27.05円
夜間:17.63円
東北電力よりそう+スマートタイム日中:26.09円
夜間:18.47円
東京電力スマートライフ日中:25.87円
夜間:18.37円
中部電力スマートライフプラン日中:38.95円
夜間:16.63円
北陸電力くつろぎないと12日中:39.80円
夜間:26.91円
関西電力はぴeタイムR日中:28.87円
夜間:15.37円
中国電力ぐっとずっと。プラン 電化Styleコース日中:46.56円
夜間:30.43円
四国電力でんかeプラン日中:32.49円
夜間:21.64円
九州電力電化でナイトセレクト日中:27.57円
夜間:14.48円
沖縄電力Eeホームホリデー日中:58.47円
夜間:30.72円

いずれの料金プランも、エコキュート向けにすると、昼間と夜間で1時間あたり10円以上電気料金が変わってきます。
日中は仕事や学校で家を留守にするというご家庭は、エコキュート向けのプランを契約して効率よく電気代を抑えましょう。

5.エコキュートを使用する際の注意点

注意点

エコキュートも、使い方次第で電気代が高くなってしまうことがあります。
エコキュートを導入したのにいまいち光熱費が下がらないと感じている方は、以下のことを確認してみてください。

・昼間に沸きあげをしていないか
・電気料金プランはライフスタイルにあっているか

電気代の高い昼間の時間帯に頻繁に沸きあげしていると、自然と電気代が高くなってしまいます。
昼間に沸きあげしなくてもいいように、湯切れを起こさないことが大切です。
よくお湯が足りなくなるという方は、シャワーや水道のお湯をこまめに止めたり、浴槽のお湯の量を少し減らしたりしてください。
お湯の使用量が一目で分かる機種も販売されているので、これからエコキュートを導入する方は要チェックです。

また、エコキュート向けに契約した電気料金プランがライフスタイルにあっていないと、電気代が高くなってしまうことがあります。
在宅ワークなどで昼間に電気をよく使う家庭であれば、時間帯別に電気料金が変わるプランを契約していると逆に割高です。
毎月の電気料金が高すぎると感じている方は、自身のライフスタイルを振り返って、適切な電気料金プランはないか電力会社に相談することをおすすめします。

6.エコキュートのご相談は安心堂へ

相談

本記事では、電気代を抑えるエコキュートの使い方について解説しました。
エコキュートを使ってさらなる節電効果を期待するなら、以下のことが大切です。

・節約機能を利用する
・昼間の沸きましはなるべく控える
・最適な電気料金プランに変更する

省エネ効果の高いエコキュートへの交換を検討している方に向け、安心堂では無料お見積もりサービスを実施しています。
補助金のご相談もお受けしているので、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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