広島で台風やゲリラ豪雨からエコキュートを守る!浸水対策は安心堂

近年、日本各地で度々台風やゲリラ豪雨が発生しており、さまざまな被害をもたらしています。
エコキュートは室外に設置してあるため、豪雨や洪水によって浸水する可能性があります。
この記事では、台風やゲリラ豪雨に備えて、エコキュートの浸水対策を解説します。
事前にエコキュートの浸水対策をおこなって、災害から大切な住宅設備を守りましょう。
広島県内のゲリラ豪雨と浸水リスク

広島県内でも台風やゲリラ豪雨による浸水などの被害は、年々増加しています。
2024年度では広島県内でゲリラ豪雨は1500回以上発生しており、全国的に見ても回数が多い地域といえます。
台風やゲリラ豪雨などにより洪水が発生すると、浸水のリスクが高まり危険です。
特に、エコキュートは室外に設置されているため、浸水の被害を受けやすく、事前の対策が重要となります。
自宅の想定浸水深は?
ハザードマップには「想定浸水深」が示されているため、マップ上で自宅付近を確認しておきましょう。
想定浸水深は洪水や内水氾濫・高潮などが発生した際に、地面から水面までの深さがどれくらいになるかを予測して示したものです。
広島県浸水(内水)ハザードマップを確認し、自宅が浸水リスクの高い地域に入っている場合は注意しましょう。
エコキュートは浸水しても使用できる?

エコキュートは浸水・冠水・水没といった自然災害に遭った場合、原則としてそのまま使用できません。
精密機器であるエコキュートは、内部の電子回路の部品に水が入り込むと、しっかりと乾燥させた後でも漏電や発火の原因となる可能性があります。
また、浸水時に泥や砂などの不純物が隙間に入り込み、モーターなどに不具合が生じ、エコキュートが正常に動作しなくなる恐れもあります。
浸水後は漏電や発火の危険性が高いため、買換えを推奨しているメーカーがほとんどです。
エコキュートが浸水した場合は、安全のためにもできるだけ使用せずに交換しましょう。
エコキュートが浸水したらメーカーの保証を受けられる?

基本的に、エコキュートが浸水や冠水などの水害によって故障した場合、メーカーや販売業者の保証制度は適用されません。
メーカーの保証は製品の自然故障や製造上の不具合を対象としており、自然災害による損害は補償範囲外とされています。
万が一、エコキュートが浸水して故障した場合、修理費用は自己負担となります。
故障の程度によってはヒートポンプユニットの交換で20万円近くかかることや、最悪の場合はエコキュート本体の買い替えが必要になる可能性もあるため注意が必要です。
エコキュートの浸水は火災保険が適用される?

エコキュートが浸水や冠水などの水害に遭った場合、メーカーや販売業者の保証ではカバーされないケースがほとんどです。
しかし、火災保険であればエコキュートの浸水被害に対して、補償を受けられる可能性があります。
ここでは、エコキュートの浸水による故障で火災保険が適用されるケースを解説するため、どのような場合に保障が受けられるか把握しておきましょう。
エコキューで火災保険が適用されるケース
エコキュートは火災保険の「水災補償」によって保険が適用されるケースがあります。
洪水やゲリラ豪雨による浸水が原因により、エコキュートが故障した場合に水災補償が受けられます。
しかし、保険金が支払われるには以下の条件があるため注意が必要です。
- ・床上浸水が生じている
- ・地盤面から45cm以上浸水している
- ・建物や家財の保険価額の30%以上の損害が発生している
また、強風によってエコキュートが転倒・破損した場合は「風災補償」が適用され、落雷による故障の場合は「落雷補償」が適用される可能性があります。
火災保険はエコキュートの損害も対象となるため、加入している保険内容を事前に確認し、万が一、被害に遭った場合は必ず保険会社に申告しましょう。
エコキューで火災保険が適用されないケース
エコキュートは加入している火災保険で、すべて保障されるわけではないため注意が必要です。
基本的にエコキュートは「建物」に付属する設備とみなされます。
そのため、火災保険の補償対象が「家財」のみの契約では、エコキュートは対象外となります。
エコキュートを補償するためには、「建物」または「建物と家財の両方」を対象とした契約が必要です。
また、火災保険には「免責金額」(自己負担額)が設定されており、損害額が免責金額に満たない場合は保険金が支払われません。
加入している火災保険の契約内容をしっかり確認し、必要に応じて見直しを検討しましょう。
エコキュートの浸水対策

エコキュートを浸水被害から守るためには、事前の対策が非常に重要です。
適切な設置方法や浸水時の対処法を知っておくことで、大切なエコキュートを守り、高額な修理費用や買い替えのリスクを軽減できます。
エコベースを設置する
エコキュートの浸水対策として、貯湯タンクユニットを設置する際にエコベースの設置が有効です。
エコベースは地面が不安定な場合に設置する既製品の基礎ブロックのことで、高さが150mmほどあります。
打ち基礎の1/10程度の値段で設置でき、多少の浸水までなら防げるため基礎工事の費用を削減したい方や、想定浸水深が低い区域の方におすすめです。
高置台を設置する
ヒートポンプユニットを高置台に設置すると、1mほどの深さの浸水まで対応可能です。
高置台はヒートポンプユニットを設置する台を指し、浸水や積雪対策として使用されています。
一般的に、50㎝~1mほどの高さの高置台が販売されており、想定される浸水深や設置場所の状況に合わせて適切な高さを選択しましょう。
エコキュートが浸水する恐れがある場合の対策
台風やゲリラ豪雨などでエコキュートが浸水する恐れがある場合は、ブレーカーを切っておきましょう。
エコキュートは通電したまま浸水すると故障のリスクが高まり、修理や買換えなどの費用がかさんでしまいます。
貯湯タンクユニットに設置されている「漏電遮断器」のスイッチを切にして、できるだけ故障のリスクを抑えましょう。
エコキュートが浸水した後の対策
エコキュートが浸水してしまった後は電源や漏電遮断器のスイッチを切ったままにして、メーカーや修理業者に連絡しましょう。
浸水後、しっかりと乾かしたとしても、内部に水分や泥などが付着している可能性があり、通電した際に発火や漏電する危険性があります。
まずはエコキュートを購入した販売店やメーカーの修理窓口に連絡し、専門家による点検を依頼しましょう。
保険に加入しておく
万が一の浸水被害に備え、火災保険の特約でエコキュートの損害をカバーしておきましょう。
火災保険の特約とは、基本的な補償内容に加えて契約者のニーズに合わせて追加できるオプションのことです。
特約を付加することで、より手厚い補償や特定の事故に対する補償を受けられます。
特定設備水災補償特約
特定設備水災補償特約は火災保険に付帯できる特約の一つで、通常の水災補償では対象とならない、特定の機械設備の損害を補償するものです。
一般的な火災保険の水災補償では「床上浸水」または「地盤面から45cmを超える浸水」によって損害が生じた場合に保険金が支払われます。
そのため、床下浸水や浸水の深さが浅い場合は、通常の水災補償では保険金が支払われないケースが少なくありません。
特定設備水災補償特約を付帯させると、以下の設備が浸水の深さや建物全体の損害割合に関わらず、補償を受けられるようになります。
【補償の対象となる主な設備】
- ・エコキュートなどの給湯設備
- ・エアコンの室外機などの空調・冷暖房設備
- ・太陽光発電設備
- ・蓄電設備
エコキュートの浸水が心配な方は、特定設備水災補償特約を検討してみましょう。
電気的・機械的事故担保特約
電気的・機械的事故担保特約は落雷以外の原因で、建物に備え付けられた機械設備が、電気的または機械的な故障を起こした場合に生じた損害を補償するものです。
一般的な火災保険の基本補償では、火災や自然災害による損害はカバーされますが、機械そのものの内部で発生する「電気的・機械的な故障」は補償対象外となることが多くあります。
電気的・機械的事故担保特約は「建物」に固定されている以下の機械設備を対象に、補償を受けられるようになります。
【補償の対象となる主な設備】
- ・エコキュート・給湯器
- ・空調設備
- ・厨房設備
- ・太陽光発電システム
- ・蓄電池
加入を検討する際は、保険会社によって補償内容や対象となる事故・設備が異なるため、必ず確認しておきましょう。
エコキュートが浸水して買替える際は補助金を活用しよう

エコキュートが浸水によって故障して買い替えが必要になった場合でも、補助金や支援制度を活用して費用負担を軽減できる可能性があります。
ここでは、エコキュートが浸水した際に活用できる補助金や支援制度を紹介します。
国の支援制度を確認する
自然災害でエコキュートを含む住居が被害を受けた場合、国の支援制度を活用できる可能性があります。
被災者生活再建支援制度では、台風や地震などの自然災害により住宅や家財に著しい被害を受けた世帯に対して支援金を支給します。
被害の程度によって適用条件や支援額は異なりますが、床上浸水などエコキュート以外の家財も被害を受けていれば対象となる可能性が高まります。
さらに、災害救助法に基づく「住宅の応急修理」や「災害見舞金」などの制度もあるため、お住まいの自治体や国の情報を確認しておきましょう。
エコキュートの補助金制度
エコキュートは高い省エネ性能を持つ給湯器のため、購入する際に国や地方自治体から補助金が支給されます。
国のがおこなうエコキュートの補助金制度としては「給湯省エネ事業2025」があり、最大13万円の補助金が支給されます。
エコキュートの導入に併せて電気温水器を撤去する場合は、+4万円の補助金が支給され、最大17万円の補助を受けることが可能です。
給湯省エネ事業2025に関しては「2025年版エコキュート補助金の詳細:最大17万円お得!」の記事を参考にしてみてください。
また、広島県ではエコキュートの買換えに対して補助金を交付している市区町村があります。
お住いの市区町村で補助金制度を実施しているかは、こちらの記事をご覧ください。
「エコキュートの買い替え!補助金制度が使える広島県の市区町村一覧」
エコキュートが浸水した場合は安心堂広島店にお任せ!

万が一、エコキュートが浸水してしまった場合は、エコキュート取替え専門店の安心堂広島店にご相談ください。
浸水したエコキュートは漏電や発火のリスクがあり大変危険な状態のため、専門家による安全な点検と適切な処置が必要です。
エコキュート取替え専門店の安心堂広島店では、長年の経験と実績を持つ専門スタッフが在籍しています。
また、安心堂では補助金対象のエコキュートの在庫を多数そろえており、各メーカーと直接取引により一括大量仕入れをおこない、地域最安値に挑戦しています。
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安心堂では独自の10年延長保証を用意しており、長く安心してエコキュートをお使いいただけます。
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