マンションでもエコキュートは設置できる?注意点や機種選びのポイント
電気代を節約しながら効率良くお湯を沸かせるエコキュート。
一軒家に導入されているイメージですが、実はマンションに住んでいても設置することができます。
しかし、壁の向こう側に別の世帯が住んでいるマンションでは、ちょっとしたきっかけが大きなトラブルになりかねません。
そこで本記事では、 マンションでエコキュートを使う際に問題が起きないよう、注意すべき点や機種選びのポイントについてご紹介します。
エコキュートのおすすめ製品もご紹介しているので是非参考にしてみて下さい。
1.マンションにエコキュートを設置するときの注意点
マンションでエコキュートを設置する際の注意点をご紹介します。
設置後のトラブルを防ぐためにも、下記の注意点を必ず確認してください。
注意点1・管理組合・管理会社の許可が下りるか
マンションで個人的にエコキュートを導入する場合、管理会社に事前に連絡する必要があります。
エコキュートを初めて導入する場合、配管の増設工事など大掛かりな工事が必要となり、自宅内だけの工事で終わらないケースがほとんどです。
搬入時・施工時の騒音や、耐震性などの問題からマンションによってはエコキュート設置の許可が降りないケースもあります。
許可を得ずにエコキュートを導入すると、契約違反に当たる可能性もあるので、注意が必要です。
注意点2・設置場所を確保できるか
エコキュートを置くために、広い設置場所を確認しておくことも重要です。
広い庭のある戸建て住宅であれば簡単にスペースを確保できますが、マンションでは設置が難しい場合もあります。
マンションであっても一階に住んでおり広い専用庭がある場合や、ベランダやバルコニーに広いスペースが確保できる場合であれば、エコキュートを設置しやすいです。
エコキュートは本体と貯水タンクがセットになっているため、一般的な給湯器に比べると造りが大きくなっています。
もともと電気給湯器を使用していたという方は、それまでタンクがあった場所に新しいエコキュートを入れ替えることができるケースが多いですが、ガス給湯器を使っていた場合は工事が大掛かりになる傾向にある為注意が必要です。
注意点3・騒音・水漏れ対策が必要
エコキュートをマンションで導入する場合、騒音や水漏れなどに備える必要があります。
エコキュートは電気代を抑えるために、深夜の電気代が安い時間帯にお湯を沸かす仕組みになっています。
近隣住民が寝ている時間帯に低周波の稼働音が発生するので注意が必要です。
また、エコキュートの故障や施工不備などによって水漏れが起きた場合、階下に迷惑をかける可能性もあります。
このようにエコキュートの設置後にもさまざまなトラブルが考えられるため、設置後の騒音・水漏れ対策を必ず行いましょう。
2.マンションにエコキュートを設置するときの騒音対策
マンションでエコキュートを設置するハードルは、戸建て住宅に比べて高いことが分かりました。
騒音での近隣トラブルを避けるため、マンションで有効な騒音対策を3つご紹介します。
騒音対策1・設置場所を考慮する
マンションにおけるエコキュートの騒音を防ぐためには、隣室から距離を空けて設置することが重要です。
具体的には隣室の寝室との距離を考慮して適切な場所にエコキュートを設置しましょう。
騒音対策2・防音シートや防振ゴムを活用する
防騒音を防ぐ為には、防音シートや防振ゴムを一緒に購入しましょう。
防音シートはヒートポンプユニットに直接貼り付けて使用することで、音が外部に漏れるのを防ぎます。
また、防振ゴムをエコキュートの足元にかませることで、機器の揺れを吸収してくれます。
防音シートや防振ゴムは、エコキュートを購入した販売店や業者から購入できる他、ネットショップでも購入が可能です。
手軽に入手できるアイテムを活用して騒音を最小限に抑えましょう。
騒音対策3・定期的な点検・メンテナンス
故障している場合には騒音が悪化してしまうケースがあります。
エコキュートを使用していて、普段はしないような騒音がした・エラーなどが発生した場合には、故障が考えられます。
早急に業者に連絡をして点検・修理してもらうことが必要です。
3.マンション用エコキュートを選ぶポイント
ポイント1・コンパクトタイプを選ぶ
マンション用エコキュートを選ぶ際には、集合住宅向けのコンパクトタイプを選ぶことが重要です。
設置スペースの限られているマンションでも導入しやすいように、幅と奥行きを抑えた省スペースの製品や、タンク容量の小さ製品などがあります。
各メーカーのマンション用エコキュートのおすすめは「マンション用エコキュートのおすすめメーカ」で詳しくご紹介します。
ポイント2・運転音の小さいものを選ぶ
運転音の小さいエコキュートを選ぶことが、騒音トラブルを防ぐことにつながります。
騒音や振動に関して、設置後にクレームが来ないよう、万全の対策を講じておく必要があります。
ポイント3・水漏れ防止機能のあるものを選ぶ
故障による階下への水漏れを防ぐためには、水漏れ防止機能などが備わっているエコキュートを選ぶのがおすすめです。
機能面も考慮してエコキュートを選び、かつ定期的なメンテナンスも行い、不具合や故障を事前に防ぐことが大切です。
4.マンション用エコキュートのおすすめメーカー
マンション用エコキュートのおすすめ製品をご紹介します。
・パナソニック
エコキュートだけでなく、家電メーカーとして人気の高いパナソニック。
パナソニックの「Vシリーズ コンパクトエコキュート」は「幅44cm・奥行56cm」の業界No.1のコンパクトさで、従来置けなかった狭い場所にも設置できます。
貯湯ユニット195Lという小さい容量ながら高機能を備えた製品です。
・コロナ
エコキュート業界の先駆者である「コロナ」は、戸建て用エコキュートを発売した翌年にマンション用を発売開始しました。
コロナの「CHP-ED302AY5」は集合住宅に最適な300L容量のタンクとしては業界トップクラスのスリムさで、狭いスペースでも設置することが出来ます。
騒音の原因となるヒートポンプユニットも、数あるエコキュートの中でも特に静音性に優れているため、マンションで使用するのに最適です。
・三菱電機
数多くの家電製品を発売し、エコキュート業界でもパナソニックと同様に人気が高い三菱電機。
集合住宅向けのエコキュートとして「エコキュートライト」や「コンパクトエコキュート」があります。
エコキュートライトは薄型かつ小型の貯湯ユニットをメーターボックス内に納め、ヒートポンプユニットのみをベランダに設置することが可能な製品です。
さらに、水漏れ時に給水をストップする「エマージェンシーストップ」機能も搭載されているため、故障による階下への水漏れを防ぐことができます。
5.まとめ
本記事では、マンションにエコキュートを設置するときの注意点やエコキュートを選ぶポイントなどについてご紹介しました。
マンションでもエコキュートを設置することは可能ですが、集合住宅向けのコンパクトタイプを選ぶ必要があります。
また、近隣とのトラブルを防ぐため、騒音対策・水漏れ対策などを行うことも重要です。
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