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エコキュートとエネファームのメリットとデメリットを比較

2023.09.12 2023.09.13

エコキュートやエネファームは、ご家庭の光熱費を削減することができるということで、これから家を建てる方やリフォームを考えている方から注目されている給湯器です。

名前が似ていることもありどちらが良いのかわからない方も多いかと思います。

今回はエコキュートとエネファームのメリットとデメリットについてご紹介しています。

エコキュートとエネファームのそれぞれの特長については別記事でご紹介していますので併せてご参考ください。

エコキュートとエネファームはどう違う?特徴をご紹介 – エコキュート取り換え専門店【安心堂】 (anshindo.site)

エコキュートのメリット

製品の種類や機能が多く選択の幅が広い
深夜帯の安い電気代でお湯を作り節電効果をさらに高めることができる
エネファームと比較して初期費用が安い
災害時に貯水タンクの中の水を生活用水として利用できる

エコキュートのメリットは、上記のようなメリットです。

エコキュートを販売しているメーカーは国内で主に6社(三菱、パナソニック、コロナ、ダイキン、日立、東芝)ですが、各社ごとに機能や種類が多く販売しています。

省エネ効果だけでなく、自動配管を洗浄してくれる機能や温浴効果を高めてくれる暮らしを充実させてくれる機能もありそれぞれのご家庭にあったエコキュートを選択できます。

また、エコキュートの最大のメリットは、深夜時間帯の電気使用量が安い電気料金プランを利用すれば安い深夜の間にお湯を沸かすことでより日々の光熱費削減が可能になります

オール電化を導入した場合には、ガスの基本料金なども必要ないため、電気・ガス両方が必要になるエネファームと比較して『ガスの基本料金』分は確実な節約が可能です。

さらに、エネファームの場合だと設置費用も含めると200万円ほどかかってしまいますが、エコキュートは、40~70万円程度で導入することができます。

初期費用を考えるとエネファームよりも圧倒的な低コストで導入することができます

耐用年数は、後述にもありますがエコキュートもエネファームも似たようなものと考えると、コストパフォーマンスはエコキュートのほうが高くなります。

そして、エコキュートは貯水タンク内に一定量のお湯を貯めておくシステムになっています。

災害時に断水した場合、非常用生活用水として利用することができるというメリットがあります。

容量にもよりますが、電気・水道の復旧までの数日分のトイレや洗い物などの生活用水を賄うことができます。

エコキュートのデメリット

貯湯タンクのお湯を使い切るとしばらくお湯が使えなくなる
エコキュートで作ったお湯は飲めない
近隣への騒音問題が発生することもある
故障しても自分で直せない

エコキュートは事前に高温のお湯をタンクに貯めて使用時に水と合わせて温度調整して使用する給湯器です。

貯湯タンク内のお湯を全て使い切ると再度お湯が沸くまでしばらく給湯できません

エコキュートは学習機能により、日々の使用量を記録して予想される使用量分お湯を沸かすため基本的に無駄なくお湯切れの心配はありません

しかし、急に来客が泊まることなったときなど、シャワーや給湯を使いすぎてお湯が足りなくなることがあります。

さらに、貯湯タンクにお湯を貯めておきますので、お湯の安全性が確保できません。

実際には飲んでもそれほど大きな問題はないとされていますが、貯水タンク内が確実にきれいとは言いきれないため、ほとんどのエコキュートでは飲用は推奨されていません。

また、エコキュートは低周波音を発生させるため、人によってはそれをうるさく感じることがあります

エコキュートは主に夜間に動きますので、日中では気にならない程度であっても過敏な人はこの低周波音によって眠れなくなるケースがあります。

住宅街で近隣との距離が近い場合、訴訟問題になったケースもあるため、設置個所など対策をする必要があります

そして、エコキュートが故障した際には、ご自身で部品の交換などの簡単な作業で直せない場合がほとんどです。

修理をするのも専門的な知識が必要で、誰でもできるわけではないため、修理費用が高くなる場合があります

関連記事:エコキュートとは?メリット・デメリットをわかりやすく解説!

エネファームのメリット

自家発電ができて電気代の節約ができる
発電時にCO2や有害ガスを排出せず環境に優しい
非常用水になる
自立運転できる製品を導入すれば災害や停電時にも安心

エネファームは都市ガスなどの天然ガスに含まれる水素と空気中の酸素を反応させることで電気を作り、その過程で発生する熱を利用してお湯を沸かすシステムです。

ガスの供給さえあれば、いつまでも自家発電できるということが特徴ですので、電気料金の面ではかなりの削減効果が期待できます。

ガスを燃焼させて熱を発生させるわけではないのでCO2や有害ガスの排出がないので環境にやさしいシステムとなっています。

さらに、エネファームは発電量と使用電力量をリアルタイムで確認することも出来るため、効率的な節電対策を行うことができます。

エネファームを導入した場合、電力会社から購入する電気は半分程度になると言われ、トータルの電気料金はかなり安くすることができます。

また、自立運転機能をつけていると停電が発生しても自立運転で発電を継続、電気もお湯も使えます。

エネファームの発電中に停電が発生すると、約90秒後に自動で自立発電に切り替えをしてくれて停電復旧時には、自動で通常運転に戻ります。

使用電力が700W以下の場合は、停電時に最長約4日間(96時間)電力を使用することが可能です。

また、電源ユニットの蓄電池からの供給分も合わせると、停電時に最大1,200Wの電力を約2時間使用することができます。

参考:ガス機器・設備 / エネファーム / ご利用中のお客さま向け(停電時発電継続機能・Q&A・解説ムービー)|東京ガス (tokyo-gas.co.jp)

エネファームのデメリット

エネファーム自体の価格が非常に高い
発電した電気が余っても売電できない
オール電化住宅では使用できない
20年以内で必ず買い替えが必場

エネファームのデメリットは導入費が高いということです。

エネファームは、本体価格だけで170万円程度の費用が必要になり、工事費などを含めると国方の補助金を利用しても200万円程度はかかると言われています。

日々の光熱費は削減できるので、長い目で見て効率的に使用すれば得するケースもあるのでしょうが、導入時にこれだけの費用がかかることで躊躇してしまう人が多いです。

さらに、自家発電できるエネファームですが、太陽光発電のように余った電気を売電に回すようなことも出来ないのでデメリットに感じる人も少なくありません。

しかし、エネファームによる発電は、ほとんどの場合、消費電力の方が多いため売電できないことはそこまで大きなデメリットではないかもしれません。

また、エネファームは、どれだけメンテナンスをしっかりしたとしても20年以内に交換が必要になります

場合によっては、10年程度で故障して買い替えが必要になることもあります。

そうすると、交換するために新たなエネファームの本体価格(170円程度)が必要になり、経済的な負担がかなり大きくなります。

まとめ

今回は、混同されやすいエコキュートとエネファームのメリットとデメリットについてご紹介してきました。

エコキュートとエネファームはどちらも日々の光熱費を削減できる非常に便利な家庭用設備ですが必要になるエネルギー源が『電気』『都市ガス』ですので、根本的に考え方も違う物ではあります。

エネファームに関しては、普及段階ということもあり導入のためのコストがエコキュートに比べとてもまだまだ高額になってしまうというデメリットがあります。

しかしながら、原材料の高騰から設備品も近年価格が上がっておりエネファームの価格が今後下がっていくとは言い切れません

これはエコキュートも同様でありどちらも導入を検討している場合は一度取扱店へのご相談をしてみるのが良いかと思います

また、エコキュートもエネファームも、地域によっては補助金が受けられる場合もありますので併せてお問い合わせ頂くことをお勧めします。

安心堂ではご自宅に合うエコキュートのご提案をさせていただきます。

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