エコキュートによる浴槽の青い汚れはなぜ起こる?掃除のやり方を解説
エコキュートを設置すると青い汚れが浴槽の中に付いて、掃除しても落ちなくて困っている方もいるのではないでしょうか?
- そこで本記事では、青い汚れとは何か、青い汚れが起こる原因と予防方法、青い汚れの掃除方法について解説しました。
是非、参考にしてみて下さい。
1.エコキュートによる浴槽の青い汚れとは
浴槽の中の汚れというと、お手入れをちょっと怠ったときに付く黒い汚れやピンクのヌメリなどがあります。
しかし、浴槽の中に青い汚れがいつの間にか付くことがあります。
この青い汚れの正体は、銅石鹸といわれるものです。
銅石鹸とは・・・石鹸や湯垢に含まれている脂肪酸と、エコキュートなどの給湯機に使われている銅配管が水に触れることによって溶け出した銅イオンが化学反応を起こすとによって発生する青い汚れです。
一見すれば、浴槽の素材が変色・変質したようにも見えますが、汚れが付いているため適切な方法で落とすことができます。
2.銅石鹸は人体に対して問題ないの?
銅石鹸は人体に対して害はありません。
銅石鹸は、実際にはカビのような細菌ではなく、「銅」と同じと考えても問題ありません。
銅は、もともと食品にも含まれている成分であり、体にとって銅は必要な栄養素であるため、基本的に極端に大量に摂り過ぎなければ害はありません。
人体に対して問題のない銅石鹸ですが、目に付きやすく不潔なイメージを与えてしまいます。
落ちるとはいっても放置しているとガンコにこびりついて落ちにくくなることがあるので、早めに対処したいものです。
3.青い汚れはなぜ起こるの?
エコキュートから出る青い汚れはなぜ起こるのか原因も気になりますよね・・・
青い汚れが付きやすい条件について解説致します。
原因1・浴槽は青い汚れが付きやすい
浴槽は青い汚れが付きやすい条件の銅と石鹸が揃っています。
殺菌作用のある銅をエコキュートなどの配管などには使用することが多くあります。
浴槽のお湯に人が浸かると体を洗った皮脂や石鹸が少量ですが浮きます。
原因2・エコキュートが新しい
青い汚れは、新しいエコキュートほど付きやすくなります。
エコキュートを長く使うほど発生しそうなイメージですが、時間が経つにつれて銅配管に保護膜ができるため銅イオンが溶け出しにくくなります。
その為、エコキュートなどを設置してから時間が経つと、青い汚れはほとんど付くことがありません。
一般的に、青い汚れは数週間~数ヶ月間程度で付きにくくなるといわれていますが、酸性寄りの水質のときは時間がこれよりもかかることがあります。
原因3・浴槽のお湯を長時間滞留させている
青い汚れが付きやすい条件としては、浴槽のお湯を長時間滞留させていることにもあります。
高い水温で水が長い時間留まるほど、銅イオンは溶け出しやすくなります。
銅イオンの溶け出し方は、水温や水質などによっても違います。
青い汚れが付きやすい水質は、「多く炭酸ガスが含まれている・高いpH値である・多く残留塩素がある」です。
水質は自分で変えることができませんが、お風呂から出た後はお湯をすぐに抜くようにするなど、青い汚れが付きにくい条件を作ることが必要です。
原因4・光の反射
浴槽に溜めたお湯が全体的に青く見える場合、光の反射による錯覚である可能性が考えられます。
人の目に見える「可視光線」は7色(赤・オレンジ・黄色・黄緑・緑・青・紫)で構成されていますが、青色だけを水は吸収しないという性質があります。
そのため、水の中に青色は吸収されないで水面に反射するため、青色だけを人の目は認識して、水そのものが青いように思ってしまいます。
特に浴槽の色が白やアイボリー系の場合は青色の発色を邪魔するものがないため、色付きの浴槽と比べて青みを強く感じます。
4.エコキュートによ青い汚れの掃除方法!
銅石鹸による青い汚れが浴室内やタオルなどに付着してしてしまったらどうすればいいのでしょうか!?
青い汚れを落とす方法をご紹介します。
・浴室内についた汚れを落とす場合
お風呂用の洗剤で青い汚れを落とすのは困難ですが、市販されている浴室用洗剤で青い汚れを落とすことができます。
具体的な洗剤として、花王の「マジックリン」・ジョンソンの「スクラビングバブルバスクリーナー」などがあります。
青い汚れにこのような洗剤を10分間程付けたままにしておいた後に、スポンジでこすればきれいに落とせます。
上記のような洗剤が無い場合、酢と塩を1:1で混ぜた溶液に浸したキッチンペーパーなどを青い汚れの上に貼り、30分ほど置いた後にスポンジで擦ってください。
市販の洗剤より効果が少し劣りますが、家にある塩と酢でも手軽に落とすことができます。
・タオルについた汚れを落とす場合
青い汚れは浴槽だけでなくタオル等の布製品にもつくことがあります。
- 【タオルについた青い汚れを落とす手順】
- 1.酢を10倍に薄めたものを70℃~80℃に加温して、タオルをこの中に浸します。
- 2.数秒間くらいでタオルを取り出して、十分に流水ですすぎます。
- 3.タオルがこの方法でもし黄ばんだときは、洗濯用漂白剤で洗ます。
5.エコキュートから出る青い汚れを予防する方法
エコキュートから出る青い汚れは人体に対して害がないということでも、青い汚れが浴槽に付くと目に付きやすく不潔なイメージを与えてしまいます。
青い汚れは一旦付くと落とすのが大変ですが、簡単に毎日の習慣で予防できます。
エコキュートから出る青い汚れを予防する方法についてご紹介します
予防方法1.石鹸ではなくボディーソープを使う
お風呂で石鹸を使用している場合は、ボディーソープに切り替えることで銅石鹸が生成されにくくなります。
固形の浴用石鹸や洗顔石鹸などに含まれる脂肪酸は銅イオンと反応しやすいのに比べ、合成界面活性剤で作られているボディーソープは銅イオンと反応しにくく、銅石鹸の生成による青い汚れが付きにくくなるからです。
エコキュートを設置してから時間が経つと、お湯に含まれている銅イオンの量も少なくなってくるため、青い汚れもだんだん付きにくくなってきます。
どうしても浴槽の青い汚れが気になるときは、しばらくの間、固形石鹸ではなくボディーソープを使った方が浴室の掃除が楽になります。
予防方法2.浴槽を1日の終わりに洗う
お湯を浴槽に溜めたままにすれば、浴槽に青い汚れの要因になる皮脂などが溜まるようになります。
浴槽のお湯は家族全員が入浴した後に抜いて、シャワーでサッと流すことが大切です。
予防方法3.入浴前にしっかりシャワーで体を洗い流す
青い汚れは垢や石鹸が銅イオンと化学反応して発生するため、お湯の中に脂肪酸を入れないことがポイントです。
体の垢や皮脂を落とすだけでなく、石鹸やシャンプー、ボディシャンプーなどもきちんと泡が無くなるまで洗い流すことが大切です。
6.まとめ
本記事では、エコキュートによる浴槽の青い汚れとは何か、青い汚れが起こる原因と予防方法、青い汚れの掃除方法について解説しました。
浴槽の青い汚れは、石鹸や湯垢に含まれている脂肪酸と、エコキュートに使われている銅配管が水に触れることによって溶け出した銅イオンが化学反応を起こすとによって発生するもので人体に対して害は無く問題なく入浴出来ます。
エコキュートが新しいと青い汚れが付きやすくなりますが、時間が経つと青い汚れがほとんどつくことが無くなります。
毎日の習慣で予防できるので、実践してみて下さい。
青い汚れがついてしまった場合、は浴室用洗剤などを使って、こまめに掃除するようにしましょう。
安心堂はエコキュートにお困りごとがあれば最短でも即日に駆けつけることが可能です。
お客様のご希望があれば、設置後の定期点検も無料でお伺いしています。
安心堂は設置をして終わりではありません!
長く安心して使い続けていただくために、最大10年間の延長保証もご用意いたしました。(※別途料金が必要です)
LINEから簡単にお問い合わせいただけるので、是非お気軽にご連絡ください。
LINEでお見積もりする