夏こそエコキュートがお得!おすすめの温度設定を紹介
間もなく今年も夏本番。エアコンの冷たい風が心地よいとはいえ、電気代が気になるところですよね。
そんな方におすすめしたいのが、エコキュートの夏の節約術です。エコキュートは電気を使ってお湯を沸かすので、暑い季節こそ賢く活用することで、快適なシャワーやお風呂を省電力で使用することができます。
また、年々厳しくなる猛暑により夏場はエコキュートの故障が多発する時期でもあります。
暑さによる故障に対する対処やご家庭でできる対策方法を併せてご紹介します。
●夏のエコキュートはお得
エコキュートは、下記の仕組みでお湯を沸かします。
1. 大気中の空気の熱をヒートポンプユニット内の熱交換器の冷媒が取り込みます。
2. 取り込まれた熱が、ヒートポンプ内の圧縮機にて高温になります。
3. 高温になった冷媒(CO₂)は、ヒートポンプ内の水側熱交換器で熱を水に伝えてお湯をつくります。
4. お湯を貯湯ユニットに貯めて、お風呂や台所、洗面などで使えるようにします。
5.水側熱交換器で熱を奪われた冷媒(CO₂)は膨張弁に運ばれて、低温になります。
6.貯湯タンク内の高温のお湯は、設定温度になるよう水を混ぜて、お風呂や台所、洗面などに給湯されます。
エコキュートのしくみ|エコキュート|ダイキン工業株式会社 (daikin.co.jp)
簡単に言うと空気の熱を利用してお湯を沸かしています。
空気中から熱を取り出すため外気温が高いほうが目標温度のお湯を作るパワーが少なくて済むため、夏のエコキュートはそもそも節電効果が高いのです。
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●電気代節約になる設定温度
さらに節電効果を高めるためにできることもあります。一つは、貯湯タンクのお湯の沸き上げ温度を、季節に応じて調整すると効果的です。
夏の場合、冬と比較して水道水の温度が高くなるため、タンク内の熱湯と水道水を混ぜて適温にするには、たくさんの水が必要になります。
また、せっかく沸かしたお湯が余ってしまう場合があります。
夏場はタンクの温度設定を低めに調整することで、無駄をなくして、電気代を節約できます。
一方で、エコキュートの給湯温度と実際に蛇口から出てくるお湯の設定温度があまりに近いと、今度はお湯が足りなる可能性があります。
そこで、夏場の給湯温度のおすすめは、お湯の使用量や使い道にもよりますが、50℃が最適だと言われています。
タンクから給湯配管を通って放熱されるため、蛇口から出てくるお湯の温度は3℃ほど下がります。
また、エコキュートのお湯は「混合水栓」という給湯される蛇口は、お湯と水を混ぜて一つの蛇口から出す仕組みになっています。
実際に使うお湯の温度を蛇口側の混合栓で調節することが可能なので、エコキュートの給湯温度は高めの50℃に設定しておいても大丈夫です。
さらに、「混合水栓」であることで十分な水圧が得られて、シャワーの使用時間の短縮にもなります。
お湯がぬるい場合は、温度調節ハンドルのついているサーモスタット式混合水栓を使用している方はリモコンの設定温度を出したいお湯の温度より5℃〜10℃高く設定するとよいです。
浴室用水栓:壁付サーモスタット|商品カテゴリ|商品サポートサイト|水まわり創造企業 KVK
その他にも、夏は湯舟に浸かることが少ないご家庭や、食器洗い機にお湯を使用しないご家庭は沸かすお湯の量を減らすと節約になります。
エコキュートは沸かすお湯の量を調節してくれる機能が搭載されているものもあります。
各メーカーにより多少異なりますが、前日や過去1~2週間のお湯の量を学習して無駄のない水量に自動で調整してくれます。
●冬だけでない夏の暑さによるエコキュートの故障と対策
一般的に出番の多い寒い時期に給湯器の故障が多いと言われています。
故障の原因は様々ですが、寒い時期の冷えた水を温めるのに沢山のエネルギーを使用します。
その分エコキュートに負荷が多くかかり故障に繋がることが多いです。
しかし、近年の日本の夏は記録的な猛暑になることが多く、その影響で夏場でも故障するエコキュートの事例も発生しています。
お湯を沸かすヒートポンプが高温になりすぎてトラブルを起こすなどの事例があります。
・直射日光を避ける
エコキュートの温度が上がりすぎないように直射日光に当たるのを避けてください。
多くの住宅では、庭やベランダが南面に設計されているため、エコキュートは北面に設置されています。
そのため直射日光に当たりにくい環境ではありますが、スペースの問題で日の当たりやすい箇所に設置されていたりする場合は、日除けやサンシェードの付けることでダメージを抑制することができます。
・早めのメンテナンスと交換
およそエコキュートの期待耐用年数は10年程度です。耐用年数を超えたエコキュートは猛暑に耐えられない場合があります。
設置してから10年以上経過しているご家庭は早い段階でメンテナンスや交換を検討するのが良いです。
エコキュートの故障のタイミングは他のご家庭と重なる場合が多いです。
工事が重なることやエコキュートの在庫不足が発生する場合があり、すぐに交換ができない状態も起こり得ます。
お湯が使用できない時間が増えるとそれだけでストレスになりますので、故障する前にメンテナンスや交換がお勧めです。
●まとめ
エコキュートを活用することで、夏の節約と快適さを両立する方法をご紹介しました。
暑い季節でも、エアコンだけでなくエコキュートの効果的な使い方を取り入れることで、家計に優しく環境に配慮したライフスタイルが実現できることがわかります。
夏のエコキュート節約術まとめ
・タンク貯湯温度を下げ給湯温度を50℃に設定する
・お湯を沸かす量を減らす自動節約モードを活用する
エコキュートは暑い夏にも頼りになる節約アイテムであり、地球環境にもやさしいエコな暮らしを実現する強い味方です。
電気料金も高騰してきているため、ぜひ、これらの節約術を取り入れて、快適な夏を過ごしつつ、地球にも家計にも優しい夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。
また、エコキュートのメンテナンスや交換時期に近づいてきている場合や、故障が起きた場合は、是非お気軽にお問合せください。
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