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【徹底検証!】給湯器からエコキュートに交換するとどれだけお得?

2023.04.20 2023.10.17
給湯器からエコキュートに交換するとどれだけお得?

電気代の高騰が騒がれる昨今、「これ以上電気代が増えるのは困る…」と感じている方は多いはず。

省エネ効果が高いといわれるエコキュートですが、月々の光熱費がどれぐらい安くなるのでしょうか?

ガス給湯器や電気温水器よりどれぐらいお得なの?
電気代が安くなるよう上手にエコキュートを使いたい

そうお悩みのあなたに向け、エコキュートにかかる電気代や他の給湯器との比較を詳しく解説しています。

エコキュートをよりお得に使いこなすコツも最後に紹介しているので、給湯器の交換をお考えの方はぜひ参考にしてください!

1.エコキュートを使うと電気代はどれくらいアップする?

電気代アップ

エコキュートは電気を使用してお湯を沸かすため、エコキュートを作動させるとその分電気代はアップします。

ただ、大気中の熱を利用しながら効率よくお湯を作るので、ガス給湯器や電気温水器に比べてトータルの光熱費が安く済むのが一般的です。

では、エコキュートを設置すると電気代はどれくらい高くなるのでしょうか?
エコキュートにかかる電気代と、ガス・石油給湯器・電気温水器と比較したときの年間の光熱費を調べました。

1-1.ガス給湯器・石油給湯器・電気温水器との比較

エコキュートと他の給湯器と比べた時の、給湯にかかる光熱費にはどれくらい違いがあるのでしょうか?

エリアエコキュート都市ガス石油給湯器電気温水器
北陸電力エリア32,400円109,200円 約3倍81,600円 約2.5倍108,000円 約3倍
東北電力エリア21,600円104,400円 約5倍73,200円 約3倍80,400円 約4倍
北陸電力エリア20,400円118,800円 約6倍72,000円 約3.5倍82,800円 約4倍
東京電力エリア24,000円78,000円 約3倍67,200円 約3倍102,000円 約4倍
中部電力エリア24,000円87,600円 約3.5倍68,400円 約3倍99,600円 約4倍
関西電力エリア20,400円81,600円 約4倍64,800円 約3倍86,400円 約4倍
中国電力エリア22,800円112,800円 約5倍68,400円 約3倍91,200円 約4倍
四国電力エリア26,400円99,600円 約4倍67,200円 約2.5倍126,000円 約5倍
九州電力エリア18.000円108,000円 約6倍66,000円 約3.5倍78,000円 約4倍
沖縄電力エリア10,800円56,400円 約5倍56,400円 約5.5倍
※パナソニック「HE-FPU37KQMS」を使用した場合 370L(3〜5人用) 全て税込表示
参考:パナソニック「低ランニングコスト」

エコキュートと他の給湯器を比べてみると、

ガス給湯器→北陸電力・九州電力エリアは約6倍
石油給湯器→沖縄電力エリアは約5.5倍
電気温水器→四国電力エリアは約5倍

という結果になりました。

差額にバラツキはあるものの、どの地域でも光熱費が3倍以上変わってきます。

エコキュートの使用で年間の電気代はアップするものの、他の給湯器を使用した時よりも大幅に光熱費が抑えられることが分かりました。
光熱費の高さが気になっている方や、古いエコキュートを使っていてそろそろ買い替え時だと感じている方は、エコキュートへの交換をおすすめします。

エコキュートへの交換の詳細は、以下の記事でもお読みいただけます。

エコキュート商品一覧

電気温水器をエコキュートに交換するメリットは?

2.エコキュートの使用で電気代が高くなる時間帯

電気代が高くなる時間帯

エコキュートは、日中に沸きあげを行うと月々の電気代が高くなってしまいます
電力会社が作った電気が余り、電気代が安くなる夜間の時間帯が沸きあげに適した時間帯です。

そのため、いかに夜に沸きあげた分だけで皿洗いや入浴を済ませ、日中に沸きあげをしなくて済むようにするかがポイントになります。

エコキュートの中には、使った湯量が一目で分かる機種も販売されていまので、湯切れが不安な方は、お湯の消費量が分かるタイプを選ぶと良いでしょう。

3.エコキュートの使用で電気代が高くなる季節

電気代が高くなる季節

エコキュートは、寒い季節になると電気代が高くなります。

エコキュートはヒートポンプユニットという機械で大気の熱を利用してお湯を沸かします。
そのため、外気温が低く沸きあげに多くのエネルギーを消費する冬場は、電気代が上がりやすくなってしまうのです。
また、貯湯タンク内のお湯も冷めやすくなり、その分沸きましやたし湯の頻度も多くなります。
洗い物や洗顔にお湯を使うことで、お湯の減りが早くなることも電気代が上がる原因の1つです。

一方、気温が上がる夏場は、空気中の熱をたくさん取り込むことができる上に、お湯が冷めにくいので、電気の消費量が冬場に比べて少なくなります。

冬場は、シャワーをこまめに止めたり、洗い物の際のお湯の出しっぱなしに気をつけたりするなど、お湯の節約を心がけることをおすすめします。

4.エコキュートを上手に使うコツ5選

エコキュートを上手に使うコツ

お得にエコキュートを使うコツを5つご紹介します。
エコキュートへの交換を検討している方や、エコキュートに変えても電気代が高いと感じている方は、ぜひ試してみてください!

4-1.エコキュートの節約機能を使いこなす

各メーカーが販売しているエコキュートには、様々な節約機能が装備されています。
これらの節約機能をしっかり使いこなすことで、電気代や水道代をさらに抑えることが可能です。

節約機能には、電気代のかからない夜間に沸きあげを終わらせる「ピークカット機能」や、1〜2週間分のお湯の使用量を覚えて必要な分だけ沸きあげる「おまかせモード」などがあります。

電気代が思ったより安くならないと感じる場合は、設定できる節約機能がないか取扱説明書で確認してみましょう。

出張や旅行などで長期間家を留守にする際は、お湯の沸き上げを一時的に止める「休止モード」の設定もお忘れなく。

4-2.家族構成に見合ったサイズを選ぶ

エコキュートを選ぶ際は、家族構成に適したタンクのサイズを選んでください

人数に比べて大きすぎるサイズの機種を選んでしまうと、せっかく沸き上げたお湯が大量にあまり無駄になってしまいます。

また、大家族が小さいサイズを選んでしまうと湯切れが発生しやすくなり、沸きあげにかかる消費電力が多くなってしまいます。

エコキュートは、「370L」と「460L」の2サイズが主流で、目安は以下の通りです。

370L→3〜5人用
460L→4〜7人用

メーカーによっては、大家族向けの550Lサイズも販売しています。

これから家族が増える予定だったり、子どものひとり立ちで家族が減る予定があったりと、家族構成が変化する場合もあるでしょう。

エコキュートの交換時期は10〜15年とされているので、将来の家族構成がどうなるかも念頭に置きながら、サイズを選ぶことが大切です。

4-3.なるべく湯切れを起こさないようにする

湯切れが起きると、お湯を補充するために日中の沸きましが必要になります。
電気代を無駄に上げないためにも、沸きましの回数を節約することが大切です。
湯切れを避けるために、お湯の使い過ぎに注意してください。

また、エコキュートは貯湯タンク内のお湯が少なくなると、自動で沸きましを始めます。
「省エネモード」に切り替えて、日中の沸きあげをストップさせるのも有効です。

4-4.「追いだき」より「たし湯」を利用する

エコキュートは、追いだきよりたし湯を使ったほうが消費電力を抑えられます

追いだきは、浴槽のお湯が冷めてきた場合にタンク内で再度温める機能です。
一方、たし湯はタンクに入っているお湯を浴槽に足すことで浴槽内のお湯を熱くします。

タンク内のお湯を温めるには多くの電力を使用するため、追いだきよりもたし湯を選択した方が節電効果が高いのです。

また、追いだきやたし湯をなるべくしなくても済むように、お風呂に入る時間帯を家族で決めて、お湯が冷めないうちに入浴を済ませるのも良いでしょう。

4-5.電気料金プランを見直してみる

エコキュートを導入したのに光熱費が安くならない場合は、一度電力会社に相談してみましょう。
生活スタイルに合った電気料金プランに設定し直すことで、全体の光熱費を抑えられることがあります。

エコキュートを導入する場合は、夜間の電気料金が安くなるプランを選択するのが一般的です。

ただ、夜間に電気代が安くなるプランにすると、日中の電気料金が倍になります。
そのため、在宅勤務をしていて昼間の電力消費が多いご家庭では、エコキュートを設置してもあまりお得にならないケースがあります。

自分の生活スタイルと今の電気料金プランがマッチしているか吟味して、条件に合うものがあれば思い切ってプランを変えてみるのも1つの手です。

5.太陽光発電・蓄電池を使って電気代をもっとお得に

パナソニック ソーラーチャージ

出典:パナソニック「ソーラーチャージ」

太陽光発電や蓄電池を設置しているご家庭であれば、余ってしまった電気を有効活用できるエコキュートがおすすめです。

通称「おひさまエコキュート」と呼ばれるもので、夜間に沸きあげるのではなく、太陽光発電でできた電気で日中に沸きあげを行います。
日中は夜に比べて外気温が高いため、往来のエコキュートよりも効率よく沸きあげができるのが特徴です。

特に、FIT制度による10年の固定買取期間が過ぎた場合、10kW未満16円で買い取られていた電気の価格が、8〜10円まで下がってしまいます。
電気料金が1kWhあたり27円の場合、電力を買い取ってもらうより、電気代を抑えるために余剰電力を自家消費してしまった方が月々の電気代が抑えられるのです。

電気代が高騰傾向にある中で、電力を自宅で作り有効活用できる太陽光発電は心強い存在です。
また、蓄電池があれば停電が起きてもいつも通り電気を使うことができ、エコキュートでお湯を沸かすことも可能になります。

さらなる省エネ効果を期待する方は、太陽光発電の活用も視野に入れてみてください。

参考:経済産業省「2023年度以降の買取価格等」

6.エコキュートへの交換はぜひ安心堂にご相談ください

ご相談

今回は、エコキュートを設置した時にかかる電気代について解説しました。

エコキュートを使うとその分だけ電気代は上がりますが、ガス給湯器や電気温水器に比べると光熱費は大幅にカットできます。
また、太陽光発電とセットで使って余剰電力を有効活用することで、電気代をよりお得にすることが可能です。

光熱費を今よりも抑えたいと考えている方には、エコキュートはうってつけの存在です。

安心堂では、設置費用のご相談やお見積もりを無料でお受けしています。
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