エコキュートのタンクの水は飲めるの?非常時の使い方と飲料水としての注意点

「地震などの非常時にエコキュートのタンクの水は飲めるの?」「貯まっているお湯を飲料水として使っても大丈夫?」——防災の観点から、タンクの水を活用できないかと考える方も多くいます。
結論から言うと、エコキュートのタンクの水は飲料水としての使用は推奨されておらず、生活用水(トイレ・洗浄・身体を拭くなど)として使うのが適切です。
この記事では、エコキュートのタンクの水の安全性と、非常時の正しい活用方法をわかりやすく解説します。
この記事のポイント
・タンクの水は長時間貯まることで水質が変化するため飲料水には向かない
・非常時はトイレの洗浄・身体を拭く・洗い物などの生活用水として活用できる
・非常用取水の操作方法は機種によって異なる(取扱説明書を確認)
・万が一飲用する場合は煮沸してから使用する
・普段から飲料水の備蓄(ペットボトル等)をしておくことが大切
なぜタンクの水は飲めないの?
結論:エコキュートのタンクに貯まった水は、長時間高温・密閉状態に置かれることで水道水の塩素(消毒成分)が消失し、細菌が増殖しやすい状態になるため飲料水としては適していません。
水道水は塩素による消毒効果で安全に保たれていますが、エコキュートのタンク内で高温長時間保存されると塩素が揮発します。塩素が失われると細菌の繁殖を防ぐ力が低下します。
厚生労働省の水道水に関するページ(厚生労働省:水道関係)でも、水道水の安全性は適切な塩素濃度の維持が前提とされています。
また、タンク内には水道水に含まれるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル分が沈殿している場合もあります。味や見た目に問題がなくても飲用には適していません。
非常時はどう活用できる?
結論:非常時のタンクの水は「生活用水」として大変有用です。370Lのタンクなら、家族4人が1〜2日の生活用水を確保できる量に相当します。
| 用途 | 使える? | 注意点 |
|---|---|---|
| 飲料水(そのまま) | 推奨しない | 塩素消失・細菌増殖リスクあり |
| 飲料水(煮沸後) | △(緊急時のみ) | やむを得ない場合のみ |
| トイレ用水 | ○ | バケツでタンクの水を流し入れる |
| 身体を拭く | ○ | 清潔を保つのに有効 |
| 洗い物 | ○ | 食器類の洗浄に使用可能 |
非常用取水の方法
結論:エコキュートのタンクから水を取り出す「非常用取水」の方法は機種によって異なりますが、タンク下部の取水栓または逃し弁を操作することで取り出せます。
- タンク下部の「非常用取水栓」または「逃し弁(安全弁)レバー」の位置を確認する
- 蛇口にバケツや容器を用意する
- 逃し弁レバーを操作してタンク内の圧力を抜く
- 取水栓から水を取り出す
※操作方法は機種によって異なります。事前に取扱説明書を確認し、実際に操作できるか試しておくことをおすすめします。
防災対策:飲料水の備蓄も並行して
結論:タンクの水は生活用水として頼れますが、飲料水は別途備蓄しておくことをおすすめします。
内閣府の防災情報では、最低3日分(できれば1週間分)の飲料水の備蓄が推奨されています。1人あたり1日3Lが目安です。ペットボトルでの備蓄をエコキュートの非常用取水と組み合わせることで、非常時の水の確保がより万全になります。
安心堂 宇都宮店にご相談ください
「タンクからの水の取り出し方が説明書を見てもよくわからない」「非常時の使い方を教えてほしい」——安心堂ではエコキュートに関するご質問にお答えしています。工事後のアフターフォローも含めて対応しますのでお気軽にご相談ください。
宇都宮市・さくら市・鹿沼市・日光市・矢板市など栃木県全域に対応しています。
よくある質問
エコキュートのタンクの水は飲んでも大丈夫ですか?
メーカーは飲料水としての使用を推奨していません。タンク内で長時間保存されることで水道水の塩素が失われ、細菌が増殖しやすい状態になるためです。非常時でも煮沸してから使用し、飲料水は別途備蓄しておくことをおすすめします。
非常時にタンクから水を取り出す方法を知りたい
タンク下部の非常用取水栓または逃し弁を操作することで水を取り出せます。操作方法は機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。事前に手順を把握しておくと非常時に慌てずに対応できます。安心堂にご相談いただければ操作方法をご案内します。
エコキュートのタンクに何リットルの水が入っていますか?
タンク容量は機種によって150〜560リットル程度です。3〜4人家族向けの一般的な370Lタンクであれば、非常時の生活用水としてかなりの量を確保できます。タンク容量はリモコンやタンク本体の型番から確認できます。









