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エコキュートの知恵袋

エコキュートの追い焚きってどんな仕組み?足し湯と何が違う?

2023.11.27 2023.11.27

エコキュートには、「追い焚き」や「足し湯」と呼ばれる機能があります。

「追い焚き」は、お風呂を使った後自動的にお湯を沸かしておくことができる機能です。

 「足し湯」は、湯船に入った際に湯船のお湯を上げることができる機能です。

「追い焚き」と「足し湯」は何が違うのでしょうか?

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私たちのコラムでは、エコキュートに関する情報や知恵袋をご紹介します。

今回は「エコキュートの追い焚きってどんな仕組み?足し湯と何が違う?」についてご紹介いたします。

1・エコキュートでも「追い焚きは」使えるの?

エコキュートでも追い焚きは可能です!

ガス給湯器を利用している方の中には、「エコキュートは追い焚きできない…」と考えている人が多いと言われています。

その理由は、エコキュートはヒートポンプ技術を使用し、電気代の安い深夜にお湯を沸かして貯湯ユニットに1日分のお湯を貯めておく仕組みのため、貯湯されたお湯を追加することしかできないように思えるからです。

「あらかじめ貯湯されたお湯を設定温度に合わせて水と混ぜ給湯する」という仕組みのエコキュートで、どうやって追い焚きをするのでしょうか!?

ここでもエコキュートのヒートポンプ技術を使用し、貯湯されているお湯の熱を利用してお風呂に残っているぬるいお湯を沸かし直すのです。

エコキュートに搭載される熱を運ぶ技術により、追い焚きの機能を搭載することにも成功したのです。

2・エコキュートの追い焚き機能について

「追い炊き機能」は、簡単に言うと「お湯を沸かし直すこと」です。

つまり、ぬるくなったお湯に熱湯を加えて温度を上げるのではなく、今あるお湯を沸かし直します

こう聞くと「お風呂のお湯をタンクに戻し、沸きなおしは不衛生ではないか?」と考えてしまう人も多いですが、追い焚き機能を利用してもタンクのお湯とお風呂のお湯が混ざるようなことはありません

エコキュートの追い炊き機能は、タンクに残っている熱湯の熱量を使って、熱交換器でお風呂のお湯を温め直すという仕組みになっています。

つまり、お風呂のお湯をタンクにもう一度入れるようなこともなく、お湯を温め直すことができるのです。

2-1・エコキュート追い焚き機能の注意点!

エコキュートは、追い炊き機能を使用すると、使用可能湯量が減ってしまうので注意しましょう。

上述したように、エコキュートの追い焚き機能は、熱湯の熱量を利用するので、タンクに残っているお湯の温度が下がってしまいます

エコキュートによる給湯は、タンクのお湯と水道水を混ぜ、設定された温度に調節し給湯します。

つまり、タンク内のお湯の温度が下がれば、適温にしたお湯の量も減ってしまうので注意が必要です。

3・エコキュートの足し湯機能について

「足し湯機能」は、残っているぬるくなったお湯に、貯湯タンクに貯めている熱湯を足し、混ぜることでお湯を沸かす機能です。

足し湯機能にも「足し湯」と「高温足し湯」の2つの機能があります。

足し湯機能 ⇒ タンクの熱湯と水をまぜて適温のお湯を追加する
高温足し湯 ⇒ タンク内の熱湯をほとんど薄めず、60℃~80℃の高温状態で足し湯をする

お風呂の温度は問題ないけどお湯が少ない場合は通常の「足し湯」機能を利用し、お風呂のお湯がぬるくなった場合に利用するのが「高温足し湯」になります。

4・「足し湯」と「追い焚き」どっちがお得?

お風呂のお湯を温め直す場合、「高温足し湯」のが経済的にお得です!

「追い焚き」も「高温足し湯」も最終的な目的は「お風呂を再度温める」という点で一緒なのですが、温め方が異なります。

追い炊き ⇒ ぬるくなった浴槽のお湯を循環させ温め直す。新たにお湯を追加しないので水道代はかからない。
高温足し湯 ⇒ ぬるくなったお風呂の湯を少し減らして、そこに高温のお湯を追加して温め直す。水道代もかかる。

追い焚きは熱交換器を使って間接的に温める手法なのに対して、足し湯は高温のお湯を直接追加して温めるため効率的です。

また、現在の日本では、水道代よりもお湯を沸かすために利用する電気代の方が高くついてしまうため、追い焚きの方が損になってしまいます。

こういった理由から、メーカーなどでも「足し湯」が推奨されています。

5・まとめ

本記事では、「エコキュートの追い焚きってどんな仕組み?足し湯と何が違う?」についてご紹介しました。

追い焚きは熱交換器を使って間接的に温める手法なのに対して、足し湯は高温のお湯を直接追加して温めるため効率的です。

お風呂のお湯を温め直す場合、「高温足し湯」のが経済的にお得です。

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