バブが使えるエコキュートまとめ:使用NGな入浴剤のタイプは?
エコキュートを導入している方の中には、入浴剤を使うと故障するのが心配という方もいるかと思います。
事実入浴剤を使用すると、エコキュートの配管が痛んだり、フィルターが目詰まりしたり、エコキュートに負担がかかり、故障に繋がる可能性があります。
しかし、入浴剤やエコキュートの種類やタイプによっては使用できるものもあります。
今回は各メーカーのエコキュートに対応している入浴剤の紹介をしていきます。
推奨されていない入浴剤を使用して、エコキュートが故障してしまうと保証が使えなくなってしまうのでぜひご確認ください。
大手5メーカーのエコキュートで使用できる入浴剤と注意点
国内で主に使用されている5社ごとに使用できる入浴剤を紹介します。
パナソニックのエコキュート
セミオート、給湯専用タイプはどの入浴剤の使用も可能です。
フルオートタイプは以下の入浴剤が推奨となっています。
・「バブ」(花王株式会社)
・「バスクリン」「きき湯」(バスクリン株式会社)
・「バスロマン」(アース製薬株式会社)
どの入浴剤も「にごりタイプ」は対応していないので注意が必要です。
また、上記の推奨品以外の発泡系、バスバブル、石鹸(浴そう内)などは使用できません。
・生薬(葉、茎など固形のもの)
・ミルク成分配合やとろみ系のもの
・硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだもの
参考:【電気給湯機器】おふろで入浴剤を使いたいのですが、なにか制約はありますか? – 電気給湯機器 – Panasonic
三菱電機のエコキュート
三菱電機のエコキュートは、販売された時期によって対応している内容が異なります。
2010年発売以降の機種から対応している入浴剤は以下です。
・「バブシリーズ」(花王株式会社)
ただし、「にごりタイプ」「シリカパウダー含有タイプ」は使用できません。
2018年発売以降の機種から対応している入浴剤は以下です。
・「バス」(アース製薬株式会社)
・「バスクリン」(株式会社バスクリン)
バスロマンスキンケアやバスクリンピュアスキンシリーズなど「にごりタイプ」は使用できません。
また、SRT-C20Dでは使用できないので注意してください。
そして、2016年販売以降で販売されたPシリーズでは「あわ入浴剤」の使用ができます。
・「薬用あわ入浴剤ボトルタイプアンパンマン」(株式会社バンダイ)
・「アロマルセットボディウォッシュ&バブルバス」(株式会社ハウスオブローゼ)
参考:エコキュートに使用できる入浴剤|三菱電機 CME(CLUB MITSUBISHI ELECTRIC)
日立のエコキュート
日立のエコキュートでは主に以下の入浴剤が使用できます。
ステンレス・クリーン自動洗浄システムを搭載する従来機種も同様条件で入浴剤が使用できます
・「バブ」(花王株式会社)
・「バスクリン」「きき湯」(バスクリン株式会社)
・「バスロマン」(アース製薬株式会社)
ステンレス・クリーン自動洗浄システムを搭載していない機種は、発泡しない中性の透明タイプのみ使用できます。
上記推奨品のなかでは、バスクリンおよびバスロマンの透明タイプがあります。
日立ではエコキュートの機種ごとに使用できる入浴剤が一覧で公表されていますのでこちらも参考にしてください。
参考:日立エコキュート_使える入浴剤リスト2016年06月 (hitachi.co.jp)
参考:いろいろな入浴剤が使用できる!(にごりタイプは使用できません):エコキュート:日立の家電品 (hitachi.co.jp)
コロナのエコキュート
コロナのエコキュートでは以下の入浴剤が推奨されいます。
・「バブ」(花王株式会社)
・「バスクリン」「きき湯」(バスクリン株式会社)
・「バスロマン」(アース製薬株式会社)
上記のものでも「にごりタイプ」は使用できません。
また、上記以外の入浴剤で「炭酸ガスにより発泡させるもの」や「硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだもの」は使用しないでください。
参考:おふろに入浴剤を使用できますか。|サポート・お問い合わせ|株式会社コロナ (corona.co.jp)
ダイキンのエコキュート
ダイキンのエコキュートでは、オートタイプと給湯専用タイプ は入浴剤の制限はありません。
フルオートタイプの場合は、以下を参考にしてください。
2013年( N型)以降 のフルオート機
・ 株式会社バスクリンの入浴剤
バスソルトシリーズの「アーユルタイム」以外、すべてお使いいただけます。
・ 株式会社バスクリン製 以外の入浴剤
2012年( MB型 )以前のフルオート機
・ 入浴剤の使用注意事項をご確認のうえ、「 中性 」 で、下記 「 ご使用できない入浴剤 」 に該当しない製品であればお使いいただけます。
※ 株式会社バスクリンの入浴剤について、2012年 ( MB型 ) 以前のエコキュートは試験確認ができていません。
硫黄、酸成分、アルカリ、塩分を含んだもの、生薬などの葉、茎などの固形物を含んだもの、にごりタイプ、とろみ成分、ミルク成分のものは使用できません。
参考:おふろに入浴剤を使用してもよいですか?(エコキュート) – よくあるご質問 (daikincc.com)
エコキュートで入浴剤を使用するときの注意点
どのメーカー品も入浴剤を使用すること自体は可能です。
しかし、使用方法によっては故障の原因にもなり得ます。
エコキュートの寿命を縮めさせない日々の使い方やメンテナンスを紹介します。
複数の入浴剤を混合させない
エコキュートで入浴剤を使用する際には、複数の入浴剤を同時に使用しないほうが良いです。
入浴剤を混ぜてしまうと、成分が反応し合ってフィルターや配管を痛めてしまう可能性があります。
追い炊き機能
エコキュートで入浴剤使用時に追い焚き機能を使用することで、フィルターや配管をさらに痛めてしまう可能性があります。
エコキュートを綺麗に使いたい場合や、長く使用したい場合には、入浴剤使用時に追い焚き機能を使用しないようにしましょう。
配管のメンテナンス
エコキュートで入浴剤を使用する場合は、メーカーで推奨されているかどうかに限らず、配管ケアをしっかり行いましょう。
配管ケアをしっかり行うことで、配管の劣化を抑えることができます。
さらに、配管のメンテナンスをしっかり行うことで、入浴時のお湯を綺麗に保つことが可能になります。
衛生面から見ても、配管掃除は定期的に行うのがおすすめです。
細かな掃除
エコキュートで入浴剤を使用する場合、浴槽内のフィルター掃除を定期的に行うのがお勧めです。
浴槽内のフィルターが目詰まりしてしまうと、エコキュートの故障やエコキュートに負担がかかってしまいます。
定期的なフィルター掃除をすることで、長く清潔にエコキュートを使用することが可能です。
また、エコキュートの配管の掃除は、自動掃除機能などを使っても問題ありません。
配管掃除機能が搭載されている場合、常にスイッチを入れておくことで、配管を綺麗に保つことができます。
そして、エコキュートで入浴剤を使用する場合、入浴後に浴槽を軽く洗い流すことで、エコキュートを綺麗に保つことができます。
まとめ
今回はエコキュートに使用できる入浴剤と注意点について解説してきました。
どのメーカーのエコキュートでも、機種によって制限はありますが基本的に入浴剤を使用することは可能です。
しかし、入浴剤を使用する場合は、入浴後のメンテナンスはしっかり行いましょう。
エコキュートのメンテナンスをしっかり行うことで、エコキュートを長く綺麗に使用することができます。
安心堂ではご自宅にあったエコキュートのご提案から行っています。
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