三菱エコキュートはここが選ばれる!特徴・評判をご紹介
三菱は、1964年に日本で初めて深夜電力を利用した電気温水器を販売した電機メーカーです。
電気温水器よりも光熱費節約が期待できるエコキュートは2001年から販売を開始しています。
スタンダードからハイグレードのクラスの種類や、コンパクトや薄型など省スペースシリーズなど豊富なラインナップが揃っています。
暮らしの質を高めることができたり、快適に過ごすことのできる機能も用意があります。
今回はそんな三菱のエコキュートの特徴や評判をご紹介します。
三菱エコキュートのシリーズ
数あるエコキュートのメーカーの中でも、特に三菱のエコキュートは他社と比較しても商品のラインナップが非常に豊富です。
タンク容量としても、一般サイズの370Lや460以外にきめ細かく180L、200L、300Lなどもラインアップしており、顧客の様々なニーズにも対応しています。
寒冷地仕様やマンション用など、細かく分類されているのも三菱エコキュートの特徴です。
各シリーズの詳細は以下になります。
参考:製品ラインアップ | 三菱 エコキュート | 三菱電機 (mitsubishielectric.co.jp)
Pシリーズ
フラッグシップモデルのPシリーズ(PremiumSeries)
Pシリーズは、三菱エコキュートの中で最高峰のプレミアムシリーズです。
年間給湯保温効率(JIS)は最高で「4.2」と、他メーカーの高機能モデルと比べても高めです。
Pシリーズは「SRT-」の後ろに「P」が付くため、覚えておくと便利かと思います。
「U」が付けば「ハイパワー給湯」搭載機種で、「K」が付けば寒冷地仕様となっています。
Sシリーズ
ハイグレードなSシリーズ(SpecialSeries)
Sシリーズは、最も人気なハイグレードの機種になります。
角型フルオートタイプのエコキュート以外にも省スペースに設置可能な薄型タイプや、コンパクトタイプも用意されています。
Pシリーズより価格が抑えられていて、一部機能は搭載されていませんが、「バブルおそうじ」や「フルオートW追いだき」など便利機能が盛り沢山です。
年間給湯保温効率(JIS)は3.2〜最高3.8と高く、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
ガス給湯器や電気温水器からの切り替えで、最初にエコキュートを使い始める方からも人気のあるシリーズです。
Aシリーズ
エントリーモデルのAシリーズ(AssortSeries)
Aシリーズはシンプルな機能で、最も価格が抑えられているタイプです。
エコキュートを導入して光熱費を安くしたい方から支持を集めています。
省スペースで設置可能な、薄型やコンパクトタイプの他、「エコオート(セミオート)」や「給湯専用」が用意されているため、幅広い層の需要に応えられるタイプとなっています。
Aシリーズは、その多様性から、「SRT-」の後ろに様々なアルファベットが付きます。
どれも追い焚きは可能ですが、「SRT-」の後ろに「W」が付いた型番は「フルオートW追い焚き」に対応しています。
「C」がエコオート、「N」が給湯専用、「K」が寒冷地仕様です。
三菱エコキュートの特徴
三菱のエコキュートに搭載されている機能の特徴について解説します。
三菱電機はエコキュートの前身となる電気温水器を日本で初めて開発した企業です。
2010年には電気温水器とエコキュートの累計生産台数が400万台を突破したとされています。
三菱電機は電気でお湯を沸かす給湯器についての多くの経験と知識があります。
さらに豊富な消費者からの評価を新たな製品開発の参考にすることで、エコキュート業界のトップメーカーに君臨できるようになったのだと思います。
参考:機能情報 | 三菱 エコキュート | 三菱電機 (mitsubishielectric.co.jp)
キラリユキープ
キラリユキープは、菌の増殖を抑制してくれる機能です。
家族でお風呂の入る時間帯が異なる場合、二番風呂以降は汚れや臭いが気になる方がいるかと思います。
その他にも浴槽の残り湯を洗濯に使おうと思っても、汚いのではないかと抵抗がある方や、排水溝のヌメリが気になる方もいるかと思います。
そのような状態を改善してくれるのが「キラリユキープ」。
浴槽に溜めたお湯の中の菌は、時間が経過とともに増殖していきます。
皮膚に付いた菌が浴槽内のお湯に落ちて増殖していき臭いも増していきます。
「キラリユキープ」の仕組みは、ふろ配管の途中にUV-LEDユニットが搭載されており、ここでお湯に深紫外線を照射します。
深紫外線は菌のDNAまで到達して作用することで、お湯の中の菌が深紫外線により浄化されていきます。
しかし、あくまで菌の増殖抑制であり、全ての菌に効果があるわけではなく皮脂等の汚れを除去する効果はないので注意が必要です。
ホットあわー
ホットあわーとはマイクロバブルを用いた機能です。
マイクロバブルとは、通常の約1/1000の泡です。
マイクロバブルが全身を包んでくれることで、入浴時・入浴後の体の温もりをキープしてくれるので湯冷めしにくくなります。
また、マイクロバブルは肌の潤いを高める効果もあります。
細かい泡が毛穴に詰まった角栓を分解・吸着して肌を洗い上げるので艶やかな肌が保たれます。
バブルおそうじ
マイクロバブルを活用したもう一つの機能がバブルおそうじです。
お風呂の配管の掃除もバブルおそうじなら格段にお掃除が楽になります。
ホットあわーとは泡の大きさが異なりますが、同じ原理を用いて洗浄剤を使用せずとも微小な汚れをしっかり吸着して落としてくれます。
お風呂の栓を抜くだけで行ってくれるので余計な手間もかかりません。
ハイパワー給湯
エコキュートの欠点として、台所でお湯を使いながらシャワーも使うと勢いが弱くなったり、3階になるとシャワーが弱いなど水圧が弱いことが挙げられます。
エコキュートはタンクにお湯を貯める貯湯式のため、水道直圧型の給湯器よりも水圧が弱いのがこれまでのエコキュートでした。
ガス給湯器などの直圧型からエコキュートに買い換えた際にシャワーの勢いに物足りなさを感じた方も多かったのが現実でした。
ハイパワー給湯なら2箇所同時給湯も可能で、3階のシャワーも快適に使えます。
特に水圧に勢いがある方がお好みの場合は、ハイパワー給湯がお勧めです。
ホットりたーん
三菱電機製エコキュートの上位モデルには、ホットりたーんという省エネ機能が搭載されている機種もあります。
お風呂の残り湯の熱を回収して、新たなお湯を効率よく沸かせるようにするためのものです。
沸き上げにかかるエネルギーを節約できるので、電気代をさらに安くすることができるとても機能です。
通常のエコキュートでは、残り湯はそのまま排出しますので、熱を再利用することなどできません。
しかし、ホットりたーんが搭載されている機種は、より効率的にお湯を沸かすことができるようになります。
バブルおそうじ機能が搭載されているエコキュートであれば、熱交換器まで洗浄してくれるので、熱の回収率も落ちにくくなります。
三菱エコキュートのメリット
エコキュートは導入するだけで光熱費の節約になるなどメリットがあります。
その中でも三菱のエコキュートであれば以下のようなメリットが挙げられます。
掃除の手間が最小限
三菱エコキュートにはバブルおそうじ機能のW配管洗浄など、洗浄機能を備えた機種があります。
洗浄機能搭載のエコキュートを設置すれば、日々のお風呂掃除を楽になります。
特別な設定も必要なく栓を抜くだけで掃除を開始してくれます。
余計な手間をかけず、配管を清潔に保つことができるのは、三菱エコキュートならではのメリットです。
省エネ性能が高い
三菱エコキュートは、省エネ性に優れた機能を多数搭載しています。
代表的な省エネ機能としては、「わきあげ制御」「節電モード」「アシスト湯はり&ヒートポンプ保温」の3つがあります。
「わきあげ制御」「節電モード」は、ボタンを押すだけで設定可能です。
過去2週間の使用湯量を元に自動で使用するお湯の量を推測して沸き上げることで節水・節電になります。
「給湯ガイド」は、お湯を止めた際に使用した湯量をリモコンに表示してくれます。
また、事前に設定したシャワー使用量の目標値を超えると、報告音・音声アナウンスで知らせてくれます。
お湯の使用量を数値として確認できるため、節水・節電に役立つ機能になります。
お手頃な価格設定なタイプもある
エコキュートを導入する際に機能面よりもコストを重視する方は多いと思います。
三菱の給湯専用のエコキュートとは、自動湯張りや温度調整などの機能がないシンプルなタイプです。
「オート・フルオートタイプ」よりも機能は少ないですが、リーズナブルで購入することが可能です。
三菱エコキュートのデメリット
三菱のエコキュートに限らないことではありますがデメリットも存在しています。
代表的なデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
高性能機種ほど高くなる
エコキュートは高性能な機種であるほど、価格が高くなります。
三菱エコキュートならば、エントリーモデルのAシリーズと、高性能なPシリーズの差額の平均は、約15万円とかなり高くなってしまいます。
お湯切れの不安がある
エコキュートは、まとめて沸き上げたお湯を貯湯タンクに貯め、一日かけて使用する仕組みです。
使用する度にお湯を作るものではないため、使い過ぎるとお湯切れになります。
お湯切れ後にお湯を使用したい場合、電気代が高い時間帯でも再度わき上げする必要があります。
沸き上げが終わるまではお湯が使用できないので、好きな時好きなだけ使えないのは、ストレスになるかもしれません。
普段の使用湯量や家族構成を考慮して適切なタンク容量を選ぶことが大切です。
室外機の設置場所が必要になる
エコキュート設置には、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットの2つを置くスペースが必要です。
設置場所が狭くても、薄型やコンパクトタイプを選べば解決することがありますが、ただスペースがあれば良いというわけではありません。
転倒の恐れがなく、隣家にも配慮した設置場所を選ぶ必要があります。
三菱エコキュートの評判
三菱電のエコキュートに対する評判をいくつかご紹介します。
良い評価
・シャワー圧力が欲しいので、通常の圧力180kPaタイプはパスし、シェア率の高い三菱にしました。シャワー圧力は以前より同等かそれ以上で大満足です。
・高水圧機種で水圧が上がり気持ちも上昇した。
・タンクの量など、学習能力があるなど、最新のものはすごいですね。
・リモコンが使いやすい。
悪い評価
・基本性能には満足、わき上げモードには不満。
・想像以上に早く壊れた…
・オート機能に不満が…(オートに設定すると、1人目が入った後、お湯が足されません。温度も上げてくれません。結局、手動で操作することになり、オートの意味がない)
三菱のエコキュートは、エコキュートの弱点と言われていた水圧に関する良い意見が非常に多いです。
三菱のエコキュートには、ハイパワー給湯機能が搭載されていて、他メーカーと比較すると、かなり強い水圧を実現しています。
2階以上にバスルームがあるといった設置条件の場合は、三菱のエコキュートが好評です。
省エネ関連の機能で電気代が安くなったという意見もありますが、エコキュート自体の性能は他メーカーも向上しており、どのメーカーのものを選んでも安くなるはずです。
一方で、悪い評価では特に故障に関するものが目につきます。
しかし、三菱電機は、トップシェアを誇る企業であり単純に利用している人が多く故障情報も比例して多くなっています。
故障の比率は他メーカーと比較しても大きく変わらないと思われます。
まとめ
今回は三菱のエコキュートの特徴や評判についてご紹介してきました。
三菱のエコキュートはトップクラスのシェアがあります。
シェアの高さは、機能の豊富さだけでなく容量や住宅のタイプごとに設計されたものや、コストに応じたランクの用意があり、幅広いご家庭に合うエコキュートがあることに起因します。
エコキュートの品質も高く安定しているため、使用して満足度が高いと感じる方も多いためお勧めのメーカーです。
これからエコキュートの導入を検討している方も、エコキュートの交換を検討している方のどちらにも合うエコキュートが見つかると思います。
安心堂ではご自宅に合うエコキュートのご提案をさせていただきます。
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