寒冷地でもエコキュートは使える?寒冷地仕様の特徴が丸わかり!
雪がたくさん降るような寒冷地にお住まいの方は、「冬の気温が氷点下になることが多いけど、エコキュートの設置はできるだろうか?」などと疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
エコキュートには一般地仕様とは別に寒冷地仕様のものがあり、寒冷地に住んでいる方は寒冷地仕様のエコキュートを使用します。
エコキュートの一般地仕様のものを外気温がマイナス10℃を下回る地域で使用すると、性能が十分に発揮できず満足にお湯を沸かすことができないのです。
本記事では寒冷地仕様のエコキュートの特徴や、寒冷地でエコキュートを使用する時の注意点などを紹介します。
1・寒冷地に該当する地域は?
寒冷地とは、最低気温が-10℃を下まわる地域を国土交通省が定めた地域です。
具体的には、北海道・東北・甲信越・北陸・山陰地方の一部となります。
寒冷地では、エコキュートを含むさまざまな機器に影響を及ぼすため、環境に適した仕様の機器を設置する必要があるのです。
2・寒冷地仕様のエコキュートの特徴
寒冷地仕様のエコキュートの特徴を紹介します。
2-1・凍結防止機能がある
一般地仕様のエコキュートであれば、外気温が低くなるとヒートポンプユニットと貯湯ユニットが凍結して使えなくなってしまうことがあります。
その為、寒冷地仕様のエコキュートには凍結防止運転機能が備わっており、エコキュート内部の水やお湯が凍らないようになっているのです。
また、貯湯ユニットも内部が凍らないように凍結防止ヒーターが内蔵されている為、過酷な環境下でも機能し続けることができるのです。
2-2・外気温の低い過酷な環境に強い
一般的なのエコキュートは、主に内陸地での使用を想定している為、外気温が-10℃を下回ると機能しなくなります。
その点、寒冷地仕様のエコキュートであれば、外気温が-20℃から-25℃までであれば問題なく使うことができます。
ただし、寒冷地仕様のエコキュートにも限界はあり、外気温が-20℃から-25℃を下回ると機能しなくなってしまいます。
3・寒冷地でエコキュートを使用する時の注意点
寒冷地でエコキュートを使用する時の注意点を紹介します。
3-1・冬に省エネ設定だと湯量が足りなくなる
エコキュートは外気温が低い冬場だと給湯効率が低くなるため、夏場に比べて給湯代金が上がってしまう傾向があります。
そのため、節約のことを考え省エネ設定にし、湯量を少なくすることがあります。
ですが、冬場はお湯の消費量が増える時期でもあるので、省エネ設定にしていると湯量が足りなくなることがあります。
足りない湯量を補おうとすると、電気料金の高い昼間にもお湯を沸かしてしまうため、電気代が高くなってしまうこともあるのです。
3-2・-20℃を下回る可能性がある地域では屋内設置用を!
寒冷地仕様のエコキュートでも-20℃を下回ると使用できなくなります。
-20℃を下回る可能性がある地域にお住まいの方は、屋内設置用のエコキュートを導入してください。
基本的に屋外設置用と屋内設置用は主な機能などに違いはありませんが、費用が屋外設置用に比べて20,000円程度高くなる傾向があります。
屋内設置でも、-25℃を下回る地域での使用はできません。
3-3・定期的に霜取りをする
ヒートポンプユニットの背面に霜が付着してしまうことがあります。
エコキュートは空気中の熱を利用してお湯を作ります。
熱を利用された空気は冷却されて排出され、その際に冷たい空気に含まれている水分が結露し、霜となって付着してしまうのです。
霜が付着したまま放置してしまうと、ヒートポンプユニットが目詰まりを起こし、給湯効率が低下してしまいます。
冬場にそこまでお湯を使用していないのにお湯の残量が足りなくなる場合は、ヒートポンプユニットの背面に霜が付着している可能性が非常に高いです。
エコキュートには霜取り運転機能が搭載されているので、定期的に霜取り運転を起動することで、霜の付着を防ぐことができるのです。
4・まとめ
本記事では、寒冷地仕様のエコキュートの特徴や、寒冷地でエコキュートを使用する時の注意点についてご紹介しました。
寒冷地とは、最低気温が-10℃を下まわる地域のことで、寒冷地仕様のエコキュートには凍結防止運転機能が備わっており、エコキュート内部の水やお湯が凍らないようになっているのです。
寒冷地仕様のエコキュートでも-20℃を下回ると使用できなくなるので、屋内設置用のエコキュートを導入の検討も必要です。
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