エコキュートの撤去費用の相場は?処分の方法について解説
エコキュートの交換を行う上で、古いエコキュートの撤去は必要になります。
新しいエコキュートの設置費用と合わせると高額になるのではないかと気になる方も多いと思います。
今回の記事では、エコキュートの処分方法や撤去費用の相場等について、詳しくご紹介します。
エコキュート交換にかかる費用相場
エコキュートを交換する場合は、古いエコキュートは設置業者が撤去処分まで対応します。
その場合の費用相場は、およそ1万円です。
交換工事費用とエコキュートの本体費用まで含めると、35~60万円が費用相場になります。
内容 | 費用 |
交換工事費用(撤去費用含む) | 10~15万円 |
本体価格 | 25~45万円 |
総額 | 35~60万円 |
エコキュートの撤去処分費は、「交換工事費用」に含まれることがほとんどです。
しかし、業者によっては交換工事費用に含まず、作業後に追加で撤去処分費用を請求することがあります。
見積もりに撤去処分費が記載されていない場合は、交換工事費用に含まれているか確認してください。
個人でエコキュートを廃棄する場合の4つの方法と処分費用
エコキュートを交換する場合には設置業者が古いエコキュートを処分してくれます。
しかし、取り替えるわけではなくエコキュートが不要になった場合にはご自身でエコキュートを処分しなければなりません。
ご自身でエコキュートを廃棄する方法をご紹介します。
リサイクル業者に依頼する
エコキュートを廃棄するのに、リサイクル業者に依頼するという方法があります。
リサイクル業者には多様な業態がありますが、リサイクル業者の中にはエコキュートを買い取りしてくれる業者もいます。
エコキュートの機種や年式、ユニットの保存状況によっては5万円を超える買い取り額になることもあります。
リサイクル業者にエコキュートの撤去を依頼する最大のメリットは処分費用がかからない上に買い取り費用を受け取ることができる場合があることです。
リサイクル業者にエコキュートの撤去を依頼する際には、以下の条件で買い取り額が高くなる可能性があります。
・取り外しをご自身で行う
・給水タンクの水抜きを事前に行う
・5年以内のモデル
しかし、ご自身でエコキュートの取り外しは簡単にできる作業ではありません。
個人で取り外しを行う場合には、専門的な知識が必要で危険も伴います。
取り外しを行う上での注意事項はこの記事の後半で解説しています。
また、エコキュートの状態によっては買い取りを受け付けてもらえない場合もありますので注意が必要です。
廃品回収業者に依頼する
エコキュートを廃棄する場合の方法2つ目は、不用品回収業者に依頼すると言う方法です。
不用品回収業者はエコキュートに限らず、様々な不用品を回収してくれる業者です。
回収業者によっては無料で回収してくれることもありますが、基本的には費用がかかります。
回収費用は業者によって差はありますが、エコキュートのサイズによって料金が変動する場合が多いです。
例)
軽トラックで運べるサイズで1万円〜
2tトラックで運べるサイズで2万円〜
基本的にエコキュートを軽トラックの荷台に収めることは難しいので、処分費用に2万円以上はかかると想定されます。
そして、エコキュートの回収は対応してくれる廃品回収業者は多くありますが、取り外しから対応してくれる業者は多くありません。
エコキュートの取り外しはご自身で行うか、取り外しから対応してくれる廃品回収業者を探すのをお勧めします。
粗大ゴミとして処分する
エコキュートを廃棄する場合の方法3つ目は、自治体の粗大ゴミとして処分するという方法です。
自治体により対応が異なりますが手数料を事前に支払い、指定の場所に置いておくと自治体が回収してくれます。
しかし、自治体によってはエコキュートの処分費用が別途かかる場合もあります。
また、自治体でエコキュートの粗大ゴミ回収をしてくれたとしても、指定の場所までは自分で持っていかなければなりません。
回収もこちらの都合に合わせてくれるわけではなく、取り外しはご自身で行う必要があります。
粗大ゴミとして廃棄してもらうことができればエコキュートの処分費用を大幅に抑えることは可能になります。
フリマアプリやオークションアプリを活用する
エコキュートを廃棄する場合の方法4つ目は、フリマアプリやオークションアプリを活用するという方法です。
フリマアプリやオークションアプリで実際にエコキュートの本体を出品している個人の方や業者の方は多く存在します。
フリマアプリやオークションアプリで出品し購入されれば、リサイクル業者の買い取り価格よりも高額になる可能性もあります。
しかし、エコキュートをフリマアプリやオークションアプリに出品するにはご自身で行う手間は増えます。
エコキュートを取り外しはもちろんですが、清掃を行いきれいな状態にする必要があります。
そして、出品のため写真の撮影やアプリへの掲載を行います。
購入された時には発送の手配も行う必要があります。
これらの手間はかかりますが、ご自身で行うことができれば高額で販売できる可能性はあります。
しかし、リサイクル業者に買い取ってもらう時同様に5年を超えたの機種は購入してもらうのは困難になります。
エコキュートを個人で撤去する場合の注意点
エコキュートを個人で処分するケースでは、注意すべきポイントが多くあります。
ここからは、エコキュートを処分する際の注意点をご紹介しましょう。
処分には専門的な知識が必要
エコキュートを処分する場合、専門的な知識が必要であること、そして取り外しには危険が伴うことを理解しておかなければなりません。
例えば、エコキュートを設置する際は、以下の資格が必要です。
第二種電気工事士
給水装置工事主任技術士
設置に資格が必要のため、撤去する際にも同様の知識や技術が必要であることを意味します。
エコキュートを取り外す際は、電気系統や配管の取り扱いが必要ですので、やり方を間違えるとケガや事故を引き起こす可能性があります。
エコキュートの設置や取り外しをした経験がない場合は、必ず専門業者に依頼することをお勧めします。
▶︎関連記事:失敗しない!エコキュート業者の選び方
古いエコキュートは放置すると倒壊のリスクも
古いエコキュートは、台座部分に錆びが発生していることがあります。
錆が進行し脆くなったエコキュートが倒壊するリスクが上がるため、注意が必要です。
そのため、不要になった場合はそのまま放置をしておかずに処分を行うようにしてください。
エコキュートを放置すると、機器の中にネズミや虫等が住み着いて、衛生上好ましくない状況に陥ってしまうことも考えられます。
また、内部の金属を狙った窃盗犯の被害に遭いやすいといったこともリスクとして挙げられるでしょう。
古いエコキュートを放置すると様々なリスクが生じますので、適切なタイミングで処分を検討しましょう。
まとめ
エコキュートの処分方法や費用について解説してきました。
費用を抑える方法はいくつかありますが、取り外し作業の知識がない場合は様々な危険が伴いますのでお勧めできません。
エコキュートの交換まで考えているのであれば、処分と交換のどちらも行ってくれます。
買い取り業者やリサイクル業者等に依頼することもできますが、交換してくれる業者に処分してもらうのが効率的です。
資格を所持している業者であれば技術力があり、保証もしっかりしていれば、安心して任せられます。
コストが原因で買い替えに躊躇している方、そして処分費用を抑えたいと考えの方は、ぜひ実績の豊富な専門店に依頼してください。
安心堂ではご自宅に合うエコキュートのご予算やコストに応じたご提案をさせていただきます。
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