エコキュートの配管カバーは付けるべき？配管カバーを取り付けるメリットと費用
エコキュート購入の際にオプションで紹介される「配管カバー」。
本体価格や設置費用も安くはないエコキュートなので、配管カバーを無くして費用削減をするか迷われると思います。
今回は、配管カバーの必要性について説明していきます。
配管カバーが必要のない場合や、費用についての紹介もしていますのでぜひご確認ください。
配管カバーとは
エコキュート本体の配管の上に取り付けるのが配管カバーです。
配管カバーは見た目がすっきりする他に、配管を雨や風から防ぐことができます。
多くの販売店や取り付け業者からは設置をおすすめされます。
配管カバーの役割
必ずしも取り付けなければならないものではありませんが配管カバーにも役割があります。
基本的に「劣化防止」「安全対策」「見栄えを良くする」の目的です。
それぞれの役割を理解した上でご自宅での必要性を検討してみてください。
・劣化防止
エコキュートは屋外に設置されることが多いです。
紫外線や雨に配管が曝されるだけでなく、風によりほこりや粉塵が入り込み配管に巻かれている保温材の劣化が早まってしまいます。
保温材が劣化すると配管の損傷に繋がります。
また、保温材が劣化すると給湯効率が下がります。
それにより、冬の寒い時期や寒冷地では給湯や給水の配管が凍結する可能性もあります。
このような劣化や凍結を配管カバーの取り付けによって抑制することができます。
・安全対策
むき出しの配管やコードは思わぬ怪我や事故に繋がる可能性があります。
特に小さなお子さんがいるご家庭やペットを飼われている場合、危険性が分からず触れてしまう可能性が高いです。
大人であっても近くを通る際に配管に足や、服を引っ掛けてしまうことも考えられます。
配管カバーは安全性の確保の意味もあります。
さらに、配管カバーを取り付けることでいたずら防止や防犯効果もあります。
エコキュートや給湯器は多くの場合、人目の付きにくい場所に設置されています。
カバーの無い配管がむき出しの状態はいたずらの対象なりやすい傾向や、第三者の意図的な損傷の対象にされやすくなります。
・見栄えをよくする
給湯器の配管は複雑に構成されていてむき出しの状態だと乱雑な印象になってしまいます。
配管カバーを取り付けることですっきりとした見た目になり住宅のデザインを邪魔することが無くなります。
また、入り組んだ配管内を掃除するのは困難ですが配管カバーであればカバー表面を拭くだけで済みます。
配管カバーがなくても良いケース
エコキュートの設置環境によっては配管カバーを必ずしも取り付けなくても良い場合もあります。
該当する場合は、配管カバーは無駄なコストになるのでご自宅の環境を確認してみてください。
・屋内に設置
屋内にエコキュートを設置している場合は、配管カバーがなくても問題ありません。
配管カバーは配管や配管に巻かれている保温材の劣化を抑制するために取り付けます。
劣化要因となる直射日光や風雨に曝されないため、配管カバーは必要ありません。
・パイプスペースに設置している
マンションなどの集合住宅には、パイプスペースが設置されていることが多いです。
パイプスペースとはエコキュートなどの給湯器や水道栓などを設置するための場所です。
パイプスペースが保護カバーの役割になるので別途で配管カバーを取り付ける必要はありません。
配管カバーの設置費用
配管カバーの設置を依頼した場合の相場は総額で10,000円～20,000円ほどです。
エコキュート交換時にこれまで使用していた配管カバーの再利用を希望される人もいますが、本体の型によってカバーの形状が異なるので不可です。
カバーの劣化もありますので本体交換の際にはカバーも交換するのが良いです。
| 項目 | 金額 |
| 取り付け費 | 5,000～15,000円 |
| 配管カバー費 | 5,000円 |
配管カバーはご自身で取り付けても問題ありません。
複雑な作業や専門的な知識も必要ありませんので、誰でも取り付けはできるかと思います。
怪我には注意してもらい作業を行ってください。
家電量販店やインターネットなどから配管カバーは購入できます。
費用を少しでも抑えたい人はDIYで取り付けても良いと思います。
配管カバーを設置しなければいけないケース
配管カバーは給湯器を動かすための部品ではありません。
そのために給湯器のオプション品という扱いになっています。
見積もり時に希望すれば配管カバーなしで施工することもできます。
凍結や天候の影響を受けにくい場所に設置されている、見栄えを特に気にしないなどの場合は配管カバーを取り付けずに給湯器を設置することも可能です。
しかし、マンションなど集合住宅では、景観の保護や統一のために管理規約などで配管カバーの設置が定められていることがあります。
この場合は、分譲マンションであっても配管カバーを無断で取り外すことができない点に注意しましょう。
まとめ
配管カバーの設置は基本的には義務ではありませんが、取り付けることによるメリットが多いです。
・配管の劣化を防止する
・怪我や事故を防止する
・いたずら防止や防犯対策になる
・見た目がすっきりする
多少費用がかかりますが、配管がむき出しによる早期の故障や修理費用などの余計な出費を抑えることができます。
配管カバーは給湯器本体の設置と一緒に行うのが一般的です。
業者によっては配管カバーの取り付けのみは受け付けていないことがあります。
設置しないか後付け考えている場合は、事前に業者が対応してくれかの確認とご自身での設置も視野に検討をしてください。
給湯器は一度設置すると10年単位で長く使い続けるものなので、すぐに修理やメンテナンスが依頼できる地域密着型の店舗がおすすめです♩
施工のお見積もりは無料でさせていただいておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
