2023年:エコキュートのメーカー「パナソニック・日立・三菱」を詳しく解説!
数あるエコキュートメーカーの中からご家庭とマッチした1台を探し出すには、各メーカーが販売する製品の特徴を知ることが大切です。
「どの製品もパッと見た印象が似通っていてどう選んでいいか分からない…」という方に向け、人気6メーカーの中から以下の3メーカーについて解説しました。
・パナソニック
・日立
・三菱
「コロナ・ダイキン・東芝」については前回の記事で紹介しているので、ぜひそちらもあわせてチェックしてみてください!
1.パナソニック
画像引用:パナソニック「Jシリーズ パワフル高圧 フルオート」
パナソニックのエコキュートはハウスメーカーが新築住宅に設置することが多いメーカーで、そのネームバリューの高さからシェア数も多くなっています。
「エコナビ」や「ソーラーチャージ」などの省エネ機能が豊富な上、2023年モデルから水圧が向上されたことでも注目のメーカーです。
1-1.パナソニック製品の特徴:賢い省エネ機能搭載
■パナソニック製品の特徴
1.325kPaのウルトラ高圧
2.賢い省エネ機能
3.残り湯の熱も逃さず再利用
保証期間 | 延長保障(税込) |
・本体→1年 ・コンプレッサー・熱交換器→3年 ・貯湯タンク→5年 | ・5年→11,524円 ・8年→25,666円 ・10年→29,700円 |
画像引用:パナソニック「新商品のご紹介」
2023年の最新モデルから、パワフル高圧の水圧を超える「ウルトラ高圧」が誕生しました。
最大水圧が280kPaだったところから、320kPaまでアップしています。
ダイキンのパワフル高圧320kPaをも超える圧力となっており、水圧の面で少し劣っていたパナソニックのデメリットを解消しました。
「パナソニックの機能は気に入っているけど水圧の弱さが気になっていた」という方には、まさしく朗報です。
画像引用:パナソニック「AIエコナビ」
パナソニック製エコキュートの目玉ともいえる高性能省エネサポート「AIエコナビ」も要チェックです。
浴槽のお湯の冷め方を学習して、無駄なく保温することで保温回数の節約に成功しています。
また、浴槽リモコンに搭載された「ひとセンサー」が、お風呂場に人が入ってきたことを検知して即座に加熱を開始し、設定温度に仕上げます。
この2つの保温&加熱機能によって、風呂保温にかかるエネルギーを約35%カット!
賢く電気代を抑えてくれる優れものです。
画像引用:パナソニック「ぬくもりチャージ」
さらに、パナソニックのエコキュートは残り湯の熱も無駄にしません。
「ぬくもりチャージ」機能は、残り湯の熱を貯湯タンクの底に貯まった水と熱交換して沸き上げに利用します。
これにより、沸き上げにかかるエネルギーを約10%カットすることが可能です。
1-2.パナソニックのおすすめ機種「Jシリーズ」
パナソニックのエコキュートは、「Jシリーズ」が一押しです。
AIエコナビやぬくもりチャージなどの機能を全て搭載している上、パワフル高圧でシャワーの勢いや湯張りのスピードも申し分ありません。
他にも、入浴時間や浴槽の設定温度を管理してくれる「温浴セレクト」や浴槽の栓の締め忘れを台所リモコンで知らせてくれる「うっかりアシスト」機能など、痒いところに手が届く機能が満載!
太陽光発電の余剰電力で昼間に沸き上げを行い、夜間の電気代をカットする「スマートソーラーチャージ」も搭載しています。
太陽光発電をお持ちの方や、とにかく最新式で便利な機種を選びたい方にはおすすめのシリーズです。
2.日立
画像引用:日立「ナイアガラ出湯」
日立は生活家電全般を製造販売するメーカーで、エコキュートでは日立だけの独自技術「水道直圧給湯技術」が人気です。
また、数少ない井戸水対応のエコキュートを販売しているメーカーでもあります。
2-1.日立製品の特徴:水道直圧で勢いよくシャワーできる
■日立製品の特徴
1.水道直圧で抜群の高水圧
2.ウレタンを使用した保温性の高い貯湯タンク
3.深紫外線で浴槽のお湯を除菌
保証期間 | 延長保証(税込) |
・本体→1年 ・コンプレッサー・熱交換器→3年 ・貯湯タンク→5年 | ・7年→23,000円 ・10年→31,300円 ・10年(ナイアガラタフネス)→22,000円 |
日立製エコキュートの最大の特徴は、水道直圧の給湯方式を採用していることです。
一般的なエコキュートは、貯湯タンクを守るために水圧を低くする必要がありますが、日立製エコキュートは水道の水圧のままシャワーを利用することができます。
水圧が高いため湯張りのスピードも早く、通常は湯張りに約12分かかる浴槽でも、日立製の「高速湯張り」なら約半分の時間の7分30秒で湯張りが可能です。
画像引用:日立「ウレタンク」
日立のエコキュートは、貯湯タンクにウレタンフォームを隙間なく詰め込く詰め込むことで、断熱性の向上に成功しました。
これは業界初の試みで、「BHP-FV37WD」においては年間給湯保温効率が4.2となっています。
年間保温効率が3.5〜4.0の製品が多い中で、これはかなりの魅力です。
年間保温効率が0.1上がると年間の電気代が1,000円ほど安くなるとされているので、電気代をよりカットしたい方は日立製品をぜひチェックしてみてください。
画像引用:日立「きらりUVクリーン」
日立製のエコキュートは、深紫外線で配管内のお湯を除菌し循環させます。
深紫外線は菌のDNAに直接働きかけて殺菌するため「貯湯タンクに貯めたお湯を使用するのは不衛生では?」と考える方でも安心。
お湯の臭いが気になる方にも嬉しい機能です。
2-2.日立のおすすめ機種「ナイアガラ出湯」
日立製品の一押しは、なんといっても水道直圧式の「ナイアガラ出湯」です。
水圧に特化した商品でも300kPa前後が多い中、こちらは500kPaの水圧でシャワーを使用することができます。
2階や3階に浴槽がある方でも、勢いのあるシャワーを存分に楽しむことができますよ。
高い年間給湯保温効率を誇り、省エネ製に優れているほか、お湯の使いすぎを知らせる「節約サポート機能」や最適な湯量を沸き上げる「インテリジェント制御」も搭載。
補助金も利用できる機種なので、高水圧の最新機種を設置したい方には非常におすすめの機種といえます。
3.三菱
画像引用:三菱「Sシリーズ」
三菱からは、省エネ性だけでなく、衛生面にもこだわったエコキュートが販売されています。
エコキュートの自動配管洗浄の先駆け的存在で、国内シェア率の高い人気メーカーです。
3-1.三菱製品の特徴:衛生面にこだわりあり
■三菱製品の特徴
1.貯湯タンクの豊富なサイズ展開
2.お湯の綺麗さを保つ「キラリユキープPLUS」
3.マイクロバブルで配管をしっかりお掃除
保証期間 | 延長保証(税込) |
・本体→2年 ・コンプレッサー・熱交換器→3年 ・貯湯タンク→5年 | ・5年→11,880円 ・8年→25,562円 ・10年→31,220円 |
三菱製エコキュートは、貯湯タンクの豊富なサイズ展開が魅力です。
550L(5〜7人用)の大容量サイズを製造しているのは三菱だけ。
大きいサイズだけでなく、2〜4人用の180Lも販売しています。
1〜2人暮らしで、「エコキュートを設置してもお湯を余らせてしまう」と導入を諦めていた方でも、三菱製ならお湯を無駄にしないコンパクトサイズが手に入ります。
貯湯タンクが小さすぎると湯切れが発生しやすくなり、大きすぎるとお湯を無駄にしてしまうので、貯湯タンクのサイズ選びにこだわりたい方は三菱製品がおすすめです。
画像引用:三菱「キラリユキープPLUS」
三菱の最新型には、深紫外線でお湯を除菌するこれまでの除菌機能に、「キラリユ入浴」と「キラリユ洗濯」が追加された「キラリユキープPLUS」が搭載されています。
「キラリユ入浴」ボタンを押すと深紫外線の連続照射が開始されるので、お風呂に入るのが最後の人も綺麗なお湯で入浴が可能です。
さらに、「キラリユ洗濯」を2時間使用すると、99.5%まで除菌。
清潔な残り湯で安心して洗濯できます。
また、排水溝のぬめりの発生を抑制することができるので、お掃除の頻度を少なくできるのも嬉しいポイントです。
画像引用:三菱「バブルおそうじ」
約0.1mmのマイクロバブルで配管内を自動洗浄する「バブルおそうじ」機能も見逃せません。
細かい泡が配管内の皮脂汚れなどに密着し、汚れをすっきりと洗い流します。
浴槽の栓を抜くだけで自動で洗浄を始めてくれ、特に操作が必要ないのは嬉しいですね。
入浴剤を毎日使用すると配管内に汚れが付着しやすくなるため、入浴剤が好きな方にはマストな機能といえるでしょう。
3-3.三菱のおすすめ機種「Sシリーズ」
三菱からは、貯湯タンクのサイズが選べる「Sシリーズ」をおすすめします。
貯湯タンクのバリエーションは以下の通りです。
・550L→5〜7人
・460L→4〜5人
・430L→4〜5人
・370L→3〜4人
・180L→2〜4人
大家族だけでなく、少人数世帯にも配慮されたサイズ展開が嬉しいですね。
大容量サイズは、大家族の方だけでなく、お湯を使う頻度が多い方や来客の多いご家庭にも最適です。
また、Sシリーズはハイパワー給湯のため水圧が290kPaと申し分なく、省エネ機能も多数搭載しています。
無駄のないサイズ選びと機能性を重視したい方は、ぜひこちらも押さえてみてください。
4.エコキュート設置のご相談はぜひ安心堂へ!
今回は、「パナソニック・日立・三菱」3社のエコキュートの特徴とおすすめの機種を紹介しました。
それぞれのメーカーには、以下のような特徴がありました。
・パナソニック→高性能な省エネ機能
・日立→業界No.1の水圧
・三菱→優れた除菌・お掃除機能
エコキュート選びは、何を重要視するかで見るべきポイントが変わってきます。
本記事が、理想のエコキュート選びの手助けになれば幸いです♩
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