電気温水器をエコキュートに交換するメリットは?
今回は「電気温水器をエコキュートに交換するメリット」は、どのようなものがあるのかを解説していきたいと思います。
・現在電気温水器を使用している
・そろそろ電気温水器の寿命が近い(不具合が多い等)
・エコキュートへの交換を検討している
このような人におすすめの記事です。
大きな金額がかかる工事において、背中を押してくれるのは「どんな利益が自分にあるのか」という点なのではないでしょうか?
一緒にどんなメリットがあるのかをみていきましょう。
1.電気温水器をエコキュートに交換するメリットは3つ!
電気温水器をエコキュートに交換するメリットは下記の3つです。
①電気代の節約
②太陽光や太陽熱の利用が可能
③HEMSに対応している
共通点が多い電気温水器とエコキュートですが、明確に違う部分があります。
どのようなメリットとなっているのか詳しくみていきましょう。
・電気温水器をエコキュートに交換するメリット①電気代の節約
電気温水器からエコキュートに交換することで、電気温水器を利用していた時と比べて「半分〜1/3程度の電気代」でお湯を沸かすことができます。
このように電気代が節約できる理由には「エコキュートのお湯を沸かす仕組み」が関わっています。
電気温水器とエコキュートはどちらも「電気エネルギー」を利用してお湯を沸かす仕組みです。
電気温水器は、電気エネルギーが元となるヒーターを熱することで、その際に発生する熱を利用してお湯を沸かします。
一方、エコキュートは「ヒートポンプ」という仕組みを採用しており、電気以外に大気中の熱を集めてその熱も使ってお湯を沸かします。
この電気温水器にはない、大気中の熱も使うという仕組みが、電気代の差額となって表れるのです。
また、本体価格はエコキュートの方が数万円高いという価格帯になっています。
初期費用は若干エコキュートがかかってしまうものの、月々の電気代が節約できることを考えると、エコキュートの方が節約効果は大きいと言えるでしょう。
・電気温水器をエコキュートに交換するメリット②太陽光や太陽熱の利用が可能
エコキュートは、年々活用の幅が広がっており、太陽光発電や太陽熱を集熱した機器との連携ができるようになっています。
太陽光発電と連携することで、太陽光を利用して発電した分の中の「余剰分」をエコキュートに利用。
余剰分でまかないきれなかった量を、深夜の安い夜間電力で沸き上げるという仕組みにすることができます。
このような余剰分を活用することで、より電気代を節約することが可能です。
太陽光で発電した分を、フルに使い切ることもできるので、一石二鳥以上の恩恵があります!
既に太陽光発電を利用している人やこれから太陽光発電や太陽熱の利用を考えている人は、太陽光発電単体だけではなくエコキュートと連携して、より便利に使えるように計画を進めてみてくださいね♪
・電気温水器をエコキュートに交換するメリット③HEMSに対応している
前項で太陽光発電などと連携することで、エコキュートの電気代をより節約できるとお伝えしてきました。
しかし、まだまだエコキュートは進化を遂げています。
それは「HEMSとの連携」です。
HEMSとエコキュート、そして太陽光発電がタッグを組むことで「天気の予測」に基づいて、発電や沸き上げの予定を調整。
どんな天気でも、安く無駄なく沸き上げができるように指示を出します。
令和時代になり、年々電気代が上がり、太陽光発電で生み出した電気を売るよりも、使った方が安いという状況です。
そのため、今後ますます太陽光発電との連携が重要視されると考えられています。
HEMSに対応しているエコキュートを導入して、一足先に安心のできる暮らしを手に入れてみませんか?
2.【まとめ】電気温水器とエコキュートの違いと一致していること
さて、これまで電気温水器からエコキュートへ交換することで得られるメリットについてお伝えしてきました。
お伝えしてきた内容を含めて、電気温水器とエコキュートの違いと一致している点を整理していきたいと思います。
・電気温水器とエコキュートの”一致する点”
一致する点は下記の通りです。
【電気温水器とエコキュートの同じ点】
良い点 | 注意したい点 |
・断水時にはタンクの水を利用することもできる・火を使わない(ガスや石油を使用しない)・火災のリスクが少ない・電気の力でお湯を沸かす・貯湯タンクにお湯を貯める | ・水圧が弱くなる傾向がある・使い方によっては湯切れする恐れがある・ガス給湯器よりも設置スペースが必要・ガス給湯器や石油給湯器よりも本体価格が高い、設置工事費もかかる |
基本的に「電気」が主役となっているため、火を使わないので火災のリスクが少ないです。
不完全燃焼などの心配もないため、安全な設備であると言えます。
一方、注意しなければいけないのが「水圧」や「湯切れ」です。
貯湯タンクからお湯を出す仕組みになっているので、ガス給湯器と比べて水圧が弱くなる傾向にあります。
水圧をカバーするシャワーヘッドが販売されていますので、そちらで対応するなどの対策を考えておきましょう。
また、湯切れに関してはエコキュートであれば優秀な学習機能が備わっているので、設置した後数ヶ月で、家族のお湯の使い方を学習してくれます。
最初は少し不便に感じるかもしれませんが、エコキュートの設定等を確認しながら、使用を続けてみましょう。
・電気温水器とエコキュートの”違う点”
電気温水器とエコキュートの違う点は下記の通りです。
電気温水器 | エコキュート |
・電気の力だけでお湯を沸かす | ・電気+大気中の熱を利用※エコキュートの方が効率がいい |
・本体は貯湯タンクのみ | ・本体は貯湯タンクとヒートポンプユニットの2つ構成※電気温水器より設置スペースが必要 |
・操作音は比較的静か | ・沸き上げの際に音や振動が発生する※隣の家が近い場合は注意 |
エコキュートに交換する場合に注意したいのが「設置スペース」と沸き上げの際の「音と振動」です。
電気温水器は貯湯タンクのみでしたが、エコキュートは貯湯タンクにプラスしてヒートポンプユニットが必要になります。
幅2m×奥行き90cm程の設置スペースが欲しいので、あらかじめ設置できるか確認しておきましょう。
また、防振防音対策も必要です。
特に隣の家がエコキュートと近い場合は、樹木を植えたりフェンスを設けるなどして対策を考えておくのがよいでしょう。
3.電気温水器をエコキュートに交換するなら弊社へご相談ください!
今回は電気温水器をエコキュートに交換した場合に得られるメリットについて解説してきました。
メリットは下記の3つです。
①電気代の節約
②太陽光や太陽熱の利用が可能
③HEMSに対応している
電気エネルギーを使用している点は共通しているものの、空気の中の熱を利用する「ヒートポンプ」を採用しているエコキュートは、より効率よくお湯を沸かすことができます。
そのため「電気温水器の半分〜1/3程度の電気代」となるので、節約効果は抜群です。
また、更に太陽光発電やHEMSと連携させることで、天気予報を自動で確認しながら、天気に応じて発電した分の利用を指示。
効率よく太陽光で発電した分の「余剰分」を活用することで、夜間に沸き上げを行う分を減らすことができます。
電気会社から買う分の電気を減らすことができるため、より節約効果は抜群です!
年々電気代は上がる一方なので、1年でも早くこのようなお得な仕組みを自宅に取り入れておきたいですね♪
このようなメリットだけではなく、注意しなければいけないことも頭に入れながら交換を進めていきましょう。
-ku-