エコキュートの屋内設置は可能?条件と注意点
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エコキュートの設置をご検討されている方のなかには、「どこに設置すればいいのか?」、「設置したいけれどどれくらいのスペースが必要なのか?」、お悩みの方もいらっしゃると思います。
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私たちのコラムでは、エコキュートに関する情報や知恵袋をご紹介します。
今回は「エコキュートの屋内設置は可能?条件と注意点」についてご紹介いたします。
1.屋内設置は可能?
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結論としては、エコキュートは屋外設置を前提に設計されています。そのため、例外的に屋内に設置する場合もありますが、原則として設置は屋外です。ここからはその理由をご説明していきたいと思います。
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エコキュートは主にヒートポンプと貯湯タンクで構成されています。
この内、ヒートポンプは運転時に-10℃近い冷気が排出されるため、屋内に設置すると急激に室内の温度が下がってしまいます。また、冷媒には二酸化炭素が使用されているため、漏れた時に二酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあり、必ず屋外設置となっています。
また、貯湯タンクは約1帖分のスペースが確保できれば屋内設置も可能ですが、メリットとデメリットがあるため状況に応じて検討する必要があります。メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・気温が低い日でもタンク内のお湯の温度が下がりにくく、電気代を削減できる。
・配管が凍結しない
・家全体の熱効率があがり、暖房費の節約になる
・台風や豪雨災害の被害にあいにくい
デメリット
・タンクから熱が逃げることがあり、室内温度の上昇を招く可能性がある
・取り付け費が屋外型に比べ割高になる
・水漏れの心配がある
・設置スペースが限定される
・床面の補強・排水溝・通気口の設置が必要
ここで、デメリットの項目に関して補足します。屋内型のエコキュートには水漏れを知らせる漏水センサーがついていますが、万が一水漏れした場合には、貯湯タンクの周辺が水浸しになるケースがあります。そのため屋内設置をする際には床面の防水工事が必要になることがあります。
また、エコキュートは貯湯式の給湯器です。お湯を貯めるタンクの重量は空の場合であっても100㎏程あり、水が貯まると500㎏を超えるため、床面の補強工事が必須となります。また密閉室ではなく必ず通気口を設ける必要があり、排水溝が無い場所に設置する場合には排水工事も必要となります。
以上の理由から、一般的にエコキュートは屋外設置されます。
2.屋内設置をするケース
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例外的なケースもあり、北海道など最低気温が-20℃以下になる寒冷地域では屋内に貯湯タンクを設置します。これは冬場の配管凍結を防止する目的です。また、マンションなどで貯湯タンクを設置するスペースが屋外に確保できない場合に、屋内に設置することがあります。ただし、これらの場合でもヒートポンプは屋外設置となります。
そして、エコキュートを屋内設置する場合には、必ず屋内設置仕様のエコキュートを選択するようにしてください。こちらのダイキンのサイトでは、ご家庭の状況にあったエコキュートを探せるようになっていますので、参考にしてみてください。
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3.エコキュート設置の注意点
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ここで、エコキュートを設置する際にはどのようなことに気をつけたらいいのか、ご説明していきたいと思います。
①できる限り水回りに近い距離に設置する
これはお湯が最短距離で使用場所まで届くので冷めにくく、すぐにお湯が出るという理由からです。また、追い焚き機能のあるエコキュートの場合、浴室とエコキュートの距離が離れすぎていると、エラーが表示され使用できないことがあるため注意してください。エラーの発生を防ぐため、「浴室とエコキュートの距離は最大15m以内」など、ガイドラインで設置距離を規定しているメーカーもあります。
②狭い場所に設置するときには低周波による騒音に注意
エコキュートは運転時に「ブーン」という低い音が発生します。狭い場所に設置する際には、低周波の音が増幅しやすく、大きな音になることもあるため、低周波による騒音対策が必要です。過去には裁判に発展した事例もあるため、ご近所トラブルにならないよう、設置場所は周辺環境をしっかりと確認してから決めることが重要です。対策としては、「防音シート・マット」の活用が効果的です。ヒートポンプに貼り付けたり、下に敷いたりすることで低周波の音を和らげてくれる効果に期待できます。
③冷風による隣家への影響を考慮する。
エコキュートを原因としたご近所トラブルには、冷風による事例もあります。先にも述べた通り、ヒートポンプは運転時に-10℃程の冷気を排出します。隣家との距離が近く、換気扇や通気口に当たるような向きに設置すると、隣家の室温を下げてしまいトラブルに発展する可能性があります。エコキュート設置時には、ヒートポンプの向きにも注意して下さい。
まとめ
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今回の記事では、エコキュートを屋内設置できるのか、設置の際の注意点をご紹介いたしました。適していない場所に設置してしまうと快適に使えないだけでなく、近隣トラブルへ発展することもあるので、設置場所は慎重に考えなければなりません。
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