エネファームは10年後どうするのがベスト?気になるメンテナンス費用
家庭用で使用されている給湯器には様々な種類があります。
ガス・電気・灯油と熱源に何を使っているかによって性能や価格なども様々です。
そして給湯器選びで重要になるのがメンテナンスのタイミングや費用です。
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私たちのコラムでは、エコキュートに関する情報や知恵袋をご紹介します。
今回は「エネファームは10年後どうするのがベスト?気になるメンテナンス費用」についてご紹介いたします。
具体的なメンテナンス方法の紹介もしていますので、ぜひ参考にしてください。
エネファームとは
エネファームは「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」の愛称です。
水素と酸素が反応するときに発生するエネルギーを利用して発電する「燃料電池ユニット」と、発電する際に発生する熱を利用して作ったお湯を貯めておく「貯湯タンクユニット」の2つで構成されています。
エネファームは給湯だけでなく、発電したときに出る熱を利用してお湯を沸かすので非常に効率が良く、省エネ性能が高くなるように設計されています。
エネファームは沸かしたお湯を貯めて使う貯湯式の給湯器ですが、タンク内のお湯を使い切ってしまっても、熱源としてガスの給湯器も設置されているので、途中でお湯が足りなくなってもお湯が使えないという心配はありません。
また、エネファームは発電する際に二酸化炭素が発生しないので、環境にも優しい給湯器です。
さらに、エネファームは災害にも強いメリットがあります。
停電してしまっても、エネファームの発電機能は使えますので、ご自宅に居ながら電気を使い続けることが可能です。
しかも、セットになっている貯湯タンクには常に100Lほどの水やお湯がたまっています。
断水時にもそれを取り出して生活用水として使うことが出来るので、災害時にも自宅避難が可能となり安全性を高める設備として人気が高まっています。
参考:エネファームとは | 家庭用燃料電池(エネファーム) | Panasonic
エネファームの耐用年数
エネファームに搭載されている燃料電池ユニットは使用を開始してから20年後に自動で停止するようになっています。
それ以降、発電機能は停止しますが、普通のガス給湯器として利用することは可能です。
エネファームの発電システムに使われている燃料電池は、水素ガスを発生させる装置などが付いているので、定期的にメンテナンスをしないと使い続けることが出来ないようになっています。
設置してからの総発電量で決まるので、多少前後することはありますが、設置後10年前後で最初のメンテナンスが必要になります。
最初のメンテナンス以降は約5年ごとにメンテナンスを行なう必要があります。
また、定期メンテナンスとは別に設置から10~12年後に燃料電池ユニットに警告文が出るので、その1か月以内に燃料電池ユニットの総点検を受ける必要があります。
エネファームの設置から10年間は無償でメンテナンスを受けることが出来るのですが、それ以降に発生するメンテナンスは全て有償になります。
定期点検にかかる費用は1回約10万円で、部品交換が必要な場合にはさらに追加で費用が掛かります。
維持コストがかなりかかるので、メンテナンスをして使い続けるには負担が大きいかもしれません。
参考:よくあるご質問 | 家庭用燃料電池(エネファーム) | Panasonic
エネファームの交換費用
エネファームは2009年に販売が開始されたばかりの商品ですので、現在のところ交換実績はほとんどありません。
設置基礎や使用していた配管などは流用できるため、新規設置のときと比べて導入費用が安くなるかと思います。
しかし、既設のエネファームの撤去・処分費用が別途発生するので、交換費用の方が高くなる可能性が高いです。
本体費用がいまだに高額ですので、交換するとなっても100~150万円程度になってきます。
エネファームの交換時期・タイミング
エネファームは上記にあるように設置から約10年で燃料電池ユニットの総点検があります。
総点検を行なえば使い続けることも可能ですが、どの電化製品でもどんなにメンテナンスをしたとしても性能は衰えていきます。
新品の給湯器を導入するならまだしも、古くなった給湯器の維持費として1回5万、10万も払い続けるのはあまり現実的ではないと思います。
エネファームに関しては、基本的には10~12年の総点検までの時期を目処に使うということで割り切ってしまうのが良いかもしれません。
エネファーム10年後どうする?
エネファームに使われている燃料電池は水素ガスを利用して発電をする仕組みになっています。
水素は可燃性も高く、ガス漏れして引火する危険もありますので、定期的に点検を受けないと使用し続けることが出来ません。
エネファームは設置して約10年が経過すると、燃料電池ユニットなど全ての部品に関する総点検を受ける必要があります。
費用は1回約10万円で、さらに5年後にもう1度点検(有償で5万円程度)を受けないといけません。
このような高額な費用をかけてメンテナンスをしても、設置して20年経つと撤去しないといけません。
保証期間の10年を経過した後の維持費がかかり過ぎるのがエネファームのデメリットです。
給湯だけならメンテナンスなしで使用可能
エネファームは発電と給湯の両方の機能が備わっていますが、定期点検や部品交換が必要になるのは「発電」の部分を担当している燃料電池の方です。
発電機能をストップさせても、エネファームの補助熱源を利用して、お湯を沸かすことは出来ます。
エネファームの発電機能が停止したら、後は普通の給湯器として使用するのも1つの手段ですね。
エネファームの寿命を伸ばすメンテナンス方法
エネファームは基本的にはガス会社や設置業者の方で定期的にメンテナンスをしてくれますので、ユーザー側で何かお手入れをするということはほとんど必要がありません。
唯一のエネファームのお手入れはタンクの水を抜くことくらいです。
エネファームの発電や給湯の機能とは直接は関係ありませんが、長年使用し続けることでタンクの中に汚れが溜まっていくとお湯張りしたときに汚れが混ざったりすることがあります。
半年に1度くらいのペースでタンクの水抜きをすれば、タンクの底にたまった汚れを水と一緒に洗い流してくれます。
以下はパナソニックのエネファームでの水抜き方法です。
1.エネファームのシステム電源を「切」にする
2.貯湯ユニットの配管カバーを外す
3.貯湯ユニットに付いている排水栓を全開にして2分ほど排水する
4.排水栓を閉じ、配管カバーを元通り取り付け、リモコンでシステム電源を「入」にする
※メーカーによって部品の名称や箇所は異なります。詳細は取扱説明書を参照ください
水抜きをしなくてもエネファームは使用可能ですが、定期的に水抜きをおこなうことでタンクの中を清潔に保つことが出来ます。
まとめ
今回はエネファームの耐用年数やメンテナンス時期について解説してきました。
設置してから10年経過後に総点検を行い、その後もメンテナンス点検を行うことで20年は使用することができます。
しかし、そのメンテナンス費用は決して安いものではなく、保証期間外で使用し続けるメリットは多くないようにも思われます。
10年で交換すると割り切るのであれば、エコキュートなどの交換費用や本体価格がエネファームよりもお手頃なものへ切り替えても良いかもしれません。
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